■イチゴに含まれる主な栄養素とその働き

●ビタミンCを多く含んでいます

 イチゴはある程度の量をまとめて食べることが多いので、ビタミンCの摂取に適しているといえます。 これは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

おいCベリー

 農研機構の資料によると、100g当たりの平均的なビタミンC含有量は「とよのか」が54mg、「さちのか」68mg、そして「おいCベリー」の場合は87mgも含まれており、7粒程食べれば一日に必要とされる量が賄えるとされています。

●アントシアニン

 イチゴの赤い色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で、眼精疲労回復や視力回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、がん予防にも効果があるといわれています。

 アントシアニンの含有量は品種によっても差があり、色が濃い物ほど多く、そして、果肉自体が赤い物に多く含まれています。逆に白イチゴは色素が少ないので当然アントシアニンも少ないです。

真紅の美鈴

■日本食品標準成分表2020年版(八訂)でみるイチゴの栄養成分量

●イチゴの可食部100gあたりの成分

  下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

食品名 単位 イチゴ
高糖度
ジャム
低糖度
ジャム

ドライ
フルーツ

エネルギー kcal 31 250 194 329
水 分  g  90.0 36.0 50.7 15.4
たんぱく質 0.9 0.4 0.5 0.5
コレステロール mg 0 (0) (0) (0)
脂質  g  0.1 0.1 0.1 0.2
食物繊維
総量
1.4 1.3 1.1 3.0
炭水化物 8.5 62.3 48.4 82.8
灰分 0.5 0.2 0.3 1.0
ナトリウム  mg Tr 6 12 260
カリウム 170 67 79 15
カルシウム 17 9 12 140
マグネシウム 13 7 8 5
リン 31 13 14 9
0.3 0.2 0.4 0.4




A
レチノール μg (0) (0) (0) (0)
αカロテン 0 0 0 Tr
βカロテン 17 Tr Tr 24
βクリプトキサンチン 1 0 0 7
βカロテン当量 18 Tr Tr 28
レチノール活性当量 1 (0) (0) 2
ビタミンD (0) (0) (0) (0)




E
αトコフェロール mg 0 0 0 1
βトコフェロール 0 0 0 0
γトコフェロール 0 0 Tr 0
δトコフェロール 0 0 0 0
ビタミン
K
μg (2) (4) (3) (21)
ビタミン
B1
mg 0 0 0 0
ビタミン
B2
0 0 0 0
ナイアシン 0 0 0 0
ナイアシン当量 1 (0.3) (0.3) (0.1)
ビタミン
B6
0 0 0 0
ビタミン
B12
μg (0) (0) (0) (0)
葉 酸 90 23 27 4
パントテン酸 mg 0 0 0 0
ビオチン μg 1 0 - (7.0)
ビタミンC mg 62 9 10 0

●イチゴ 基準窒素 1 g 当たりのアミノ酸成分

 イチゴには様々なアミノ酸も豊富に含まれています。下の表は日本食品標準成分表2020年版(八訂) アミノ酸成分表に掲載されているイチゴに含まれているアミノ酸の一覧です。

アミノ酸(mg/g基準窒素)
イソロイシン 170 チロシン 95 アラニン 300
ロイシン 290 スレオニン 200 アスパラギン酸 1300
リジン 230 トリプトファン 58 グルタミン酸 1100
メチオニン 81 バリン 220 グリシン 210
シスチン 110 ヒスチジン 110 プロリン 170
フェニルアラニン 1700 アルギニン 240 セリン 240

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