なつみずき/夏瑞/ペチカほのか<イチゴの品種
■なつみずき/夏瑞とは?
●「なつみずき」「夏瑞」は商標で、正式品種名は「ペチカほのか」
「なつみずき」「夏瑞」は2016年4月に登録された商標名で、正式な品種名は「ペチカほのか」です。この品種は「ペチカ」と同じく株式会社ホーブが育成した夏秋収穫用の四季成りイチゴで、2014(平成26)年に登録出願、翌年に出願公表されています。
一般には品種名ではなく商標名で流通されるようなので、ここでは以下「なつみずき」としています。
●なつみずき/夏瑞の特徴
今回入手したなつみずきは北海道産のものです。
果実はやや大粒で円錐形。表面は全体に明るい橙赤色に色付き、持った感じはやや硬くしっかりとしています。
中の果肉は白く、中心部の空洞はわずかです。
甘い香りが強く、食べてみた食味は酸味が思ったほどなく甘味が勝っています。ただ、全体的には味が薄く感じられました。
収穫の初期には一粒40~50gを超える大粒のものが採れるようで、こうしたものを「夏瑞」として出荷、それ以外のものは「なつみずき」とされるようです。
農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『-----
果実の大きさは中、果実の縦横比は縦長、果実の形は円錐形、
果皮の色は赤、果実の光沢の強弱は中、そう果の落ち込みは落ち込み大、
果実のがく片の付き方は水平、果径に対するがく片の大きさは同等、
果実の硬さはやや硬、果肉の色は淡桃、果心の色は淡赤、果実の空洞は無又は小、
季性は四季成りである。
-----』以上、抜粋。
●主な産地
2016(平成28)年より北海道で生産出荷が始まったばかりだそうで、今後各地へ紹介されて広がっていくようです。
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