プルーン/西洋スモモ:特徴と食べ頃の旬や主な産地
■プルーンとは?
●バラ科サクラ属西洋スモモ(英)Prune (仏)Prune
プルーンとはバラ科サクラ属の西洋スモモの果実の総称です。西洋スモモには早生種や中生種、晩生種それぞれにいくつかの品種があります。
「プラム」と「プルーン」の使い分けには諸説ありますが、一般的に流通している時の名称を見ると、生のスモモ類をプラム、生の西洋スモモ類とドライフルーツやペースト状にした西洋スモモをプルーンと呼ぶ傾向が強いようです。ちなみに、フランスでは生の西洋スモモをプリュン(Prune)、これに対し、ドライやペースト状のものをプリュノー(pruneau)と呼んでいます。
■プルーンの主な品種と栽培面積
●プルーンの主な品種ごとの栽培面積
早生種には「アーリーリバース」、「トレジディ」、「ツアー」、「オパール」、「サンタス」など
中生種には「シュガー」、「サンシュガー」、「チェーアン」
晩生種には「グランドプライズ」、「サンプルーン」、「スタンレイ」、「プレジデント」、「ベイラー」、「ローブド・サージェン」、「くらしま」、「バーバンク」などがあります。
●本サイトで紹介している品種
●主な品種ごとの栽培面積
最も沢山作られている品種はサンプルーンで、次いでシュガー、スタンレイ、アーリーバースと続きます。ただ、プルーンは店頭では品種名が表示されていないことが多く、一般にはほとんど意識されていないのではないでしょうか。これからは品種ごとに微妙な違いを意識して楽しんでみてはいかがですか?
■プルーンの主な産地と旬
●プルーンの一大産地は長野県
平成24年産の統計データを見ると、長野県が全国の約7割を生産しています。次いで北海道、青森県となっています。
これは、プルーンの性質によるもので、プルーンの果実は雨に弱く、長雨などにあたると表皮が裂けやすいので、雨が少ない地方でしか栽培が難しいからだそうです。
●収穫時期と食べ頃の旬
プルーンは早生種から晩生種まで沢山の種類あり、収穫時期をずらしながらアーリーリバースなど早いものだと7月中旬頃から収穫が始まります。その後品種を変えながら10月中旬頃まで続きます。
最も多く出回る時期は8月中旬~9月にかけてで、その頃が旬の時期と言えます。
旬のカレンダー | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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早生種 | ||||||||||||
中生種 | ||||||||||||
晩生種 |