■いばらキッスとは?
●茨城県のオリジナル品種
1990年頃以降、全国でオリジナル品種開発が盛んになり様々な品種が生み出されてきた中で、2010(平成22)年に茨城県でもオリジナル品種をという期待の中で生み出されたのがこの「いばらキッス」です。
1997(平成9)年に「レッドパール」と「章姫」を交配し選抜育成された「ひたち1号」を父親として、2002(平成14)年に「とちおとめ」を母親にした交配が行われ、生まれた実生からまた選抜育成がすすめられ誕生しました。2010(平成22)年に登録出願、2012(平成24)年に品種登録されました。名称は公募により決められました。
●いばらキッスの特徴
農林水産省の品種登録データベースには下記の通り記載されています。
『‐‐‐‐‐
果実の大きさは大、果実の縦横比は縦長、果実の形は円錐形、
果皮の色は赤、果実の光沢の強弱は強、そう果の落ち込みは落ち込み小、
果実のがく片の付き方は上向き、果径に対するがく片の大きさはやや大、
果実の硬さはかなり硬、果肉の色は淡桃、果心の色は淡赤、果実の空洞は中、季性は一季成りである。
出願品種「いばらキッス」は、対照品種「とちおとめ」と比較して、第1番果と第2番果の果形の差が無又は極小であること、果肉の色が淡桃であること等で区別性が認められる。
- - - 』以上、抜粋。
茨城県のホームページによると、『果実は「とちおとめ」より長めの円錐形であり、果皮色は濃赤色で光沢が強い。果肉色は「とちおとめ」と同様の鮮赤であるが、果心の色は「とちおとめ」より淡く、淡赤である』となっており、また、『最大の特徴は糖度が高く、酸味とのバランスが良くジューシーな食感が楽しめること』だそうです。
●実際に食べた食味
今回入手したものは非常に色が濃い物でした。表面の艶が強く、形はやや楔形の傾向が見られましたが、全体的には円錐に近い物でした。
食べると、果肉は歯触りがしっかりとありながらとてもジューシーです。甘さ自体は特別印象に残るほどではありませんでしたが、甘いだけでなく酸味も十分感じられ、全体としてとてもバランスが良く感じました。
■いばらキッスの主な産地と旬
●主な産地と生産量
この品種は茨城県のオリジナル品種として誕生し、現在も茨城県しか生産されていないようです。現在JA北つくば、JA茨城旭村、JA水戸などを中心に栽培出荷されているとの事ですが、今後その生産量が増えてくると思われます。
●いばらキッスの収穫時期と旬
主に1月上旬頃から4月頃が旬となります。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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いばらキッス |
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