レタス:旬の時期や主な産地と生産量

●レタスの概要
◆レタスとは
分類: キク目 > キク科 > 亜科 > アキノノゲシ属 > チシャ
学名:Lactuca sativa L.
英名:Lettuce
和名:チシャ

レタスと呼ばれている物はキク科アキノノゲシ属 の植物のなかで、「チシャ」の分類に入り、その葉を野菜として食べます。チシャには一般的な玉レタスやサニーレタスをはじめ、サラダ菜など色々な種類があり、それらを総称してレタスまたはチシャと呼んでいます。
日本では古くから、レタスの部類を「チシャ」と呼びます。レタスの種類は世界各地でみられ、各国で栽培され食用とされています。そしてどの国でもほとんど生のままサラダとして食べる野菜として親しまれています。
■主なレタス類の種類
●4つのタイプ
レタスの仲間には大きく分けると4つのタイプがあります。
◆結球する玉レタス(玉チシャ)で一般的にレタスと言えばこれ。
◆葉がほとんど巻かず立っている立ちチシャと呼ばれるもので、代表的なものにシーザーサラダでお馴染のロメインレタスがある。

◆非結球のリーフレタス(葉チシャ) サニーレタスやグリーンリーフなど

◆掻きチシャまたはカッティングレタスと呼ばれるもので茎から葉を掻き取るタイプ。サンチュなどがこれにあたります。

◆茎レタス。レタスとしては番外編のようなものになりますが、主に葉ではなく茎を食べるもの。。
●レタス類の種類一覧
■レタスの産地と旬の時期
●レタスの主な産地は
レタスの主な産地は長野県で、全国の約3分の1を出荷しています。次いで茨城、群馬が続きます。

レタスは産地をリレーしながら通年市場には出回っています。季節ごとの主な産地を見ると多く産する県から春は茨城県、長野県、群馬県、長崎県の順で、夏と秋では長野県、群馬県、茨城県、北海道、冬は茨城県、長崎県、静岡県、兵庫県となっています。
レタスが最も多く消費される時期は夏から秋にかけてとなっています。
●レタスの旬は
原産地のヨーロッパでは、レタスは晩春から初夏の野菜です。日本では全国で栽培されており通年市場に流通しています。収穫期は多くの地域で秋と春で、夏は長野などの高冷地から、冬は九州や香川などの暖かいところから出荷されています。価格的には、春と秋が最も安くなるようです。