タマネギ(玉葱)の主なタイプと品種
●黄玉ねぎ
◆一般的なタマネギ

もっとも多く出回っている黄色種の辛たまねぎ。イエローダンバース系の札幌黄や泉州黄からの改良種が多く栽培されています。
現在栽培されている玉葱の大半は黄玉葱系です。黄玉葱は辛玉葱群に属し、じっくりと加熱すると辛み成分が変化して甘みに変わります。そのため煮込みに使うと独特の旨味が出ます。
◆新玉ねぎ

品種名ではなく、3~4月頃に出荷される早取りのたまねぎの総称。ただ、黄玉ねぎは干して出荷されることの方が多く、新玉ねぎとして出荷される多くは「白玉ねぎ」と「早生」という品種のようです。
◆葉玉ねぎ

葉玉ねぎというのはそういう品種がある訳ではなく、玉の部分が膨らみかけたくらいで早い時期に葉付きのまま収穫したものの総称です。
葉玉ねぎの最大の特徴は、玉ねぎと青ネギの両方の美味しさを楽しめることです。
●白玉ねぎ
外側の薄皮も白っぽいのが特徴です。また、水分が多くて甘みがあり、辛みが少なく柔らかいので、生食のサラダなどに適しています。
◆サラダタマネギ

静岡県浜松市南部の海岸に面した砂地地帯で栽培で作られている白玉ねぎの新玉ねぎです。ホワイトオニオン、ホワイト玉ねぎとも飛ばれています。生のままでも辛みが少なく甘味があり、サラダなどで美味しく食べる事が出来る品種です。
◆真白(ましろ)

北海道北見地方で作られている白玉ねぎのブランドで、生のままでも辛みが少なく甘味があり、みずみずしくシャキシャキした食感で、生のままでも美味しく食べられるのが特徴。
●赤玉ねぎ
紫たまねぎとも呼ばれているもので、中の皮も赤紫色をしています。ただし、肉そのものは白いので、断面はきれいな層になっています。アーリーレッドや湘南レッドなどいくつかの品種があります。
◆アーリーレッド

◆くれない

中原採種場株式会社から出されている品種で、辛味や臭みがなく美味でサラダ用に最適となっています。
●ミニ玉ねぎ
一般的なタマネギに比べとても小さなもの。ペコロスやパールオニオンなど。
◆ペコロス(北海道産)

直径3~4cm位の小さな玉ねぎ。主にもともと小さいペコロス用品種。
◆ペコロス(愛知県産)

25~30gほどの小さなタマネギで、過密状態で栽培することにより小さく育てたもの。
◆パールオニオン
マティーニはオリーブを、ギブソンにはパールオニオンをと、カクテルでも使われているビー玉くらいの小さなものです。
その形のままグラッセにしたり、揚げたりして付け合せに使えます。