カリフラワー:旬の時期や主な産地と生産量
■カリフラワーとは
●アブラナ科アブラナ属。
(英) Cauliflower
カリフラワーはブロッコリーと同じくキャベツや白菜、チンゲンサイ、菜の花などの仲間でアブラナの一種です。ブロッコリーが緑黄色野菜なのに対し、こちらは淡色野菜になります。
標準和名ではハナヤサイ(花椰菜)と呼ばれ、キャベツをカンラン(甘藍)と呼ぶのに対して、カリフラワーは花カンランとも呼ばれています。
●カラフルカリフラワーも人気上昇中
一般には白いものというイメージがありますが、近頃は紫色のもの「バイオレットクイーン」やオレンジ色の「オレンジブーケ」などカラフルなカリフラワーが店頭に並ぶようになってきました。ただし、バイオレットクイーンは茹でるとブロッコリーに近いグリーンになってしまいます。そのほかにもグリーンのものや、変わった形をしたロマネスコなどがあります。
●フラクタルな構造が面白い
ロマネスコの形状が顕著なので分かりやすいのですが、カリフラワーはフラクタルと呼ばれる、螺旋状に集まっている一つ一つの塊にも同じように螺旋が出来ていて同じようになっており、更にその中の小さな粒にも螺旋が出来て・・・という面白い芸術作品のようになっています。あまり知られてはいませんが、このフラクタルな螺旋構造はよく見ると一般的なカリフラワーにもちゃんとあるんです。今度手にしたらじっくりと見てみると面白いですよ。
●カリフラワーの全国生産量ランキング
カリフラワーの主な産地は徳島県、愛知県、茨城県などです。
同じ仲間のブロッコリーが全国で129,200トン生産され、その上大量に輸入もされているのに対して、カリフラワーは22,500トンと、その2割にも満たない量で、スーパーなどでもブロッコリーの様にワゴンに山積みにされているようなのはほとんど見かけませんね。
■カリフラワーの旬の時期
●カリフラワーの旬は冬
カリフラワーは収穫時期を変えながら全国で栽培され、真夏を除きほぼ通年出回っています。出回る量は秋頃から増え始めますが、最も美味しい旬の時期は11月頃から3月頃までで、寒い時期の冬になります。