アーリーレッド<赤玉葱/レッドオニオン
■アーリーレッドとは
●アーリーレッドの来歴
静岡県浜松市の鈴木卯平氏が1961(昭和36)年から「湘南レッド」に「黄玉の早生系」、「岐阜レッド」、「猩々赤」などを自然交雑させてできた実生から選抜を重ね、20年後の1981(昭和56)年に育成を完了し、登録出願、1985(昭和60)年に「アーリーレッド鈴平」として品種登録されています。
この品種は自然交雑の後安定した固定種で、採種して蒔けばまた同じものが作れます。品種登録の期限も1993(平成5)年に切れているので、個人で増やしても問題はありません。
●アーリーレッドの特徴
品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『球の重さは中、球の縦断面の形は扁円形、りん片の数は少、球の内部分球数は一般に1、外部分球は難、球の横断面は対称、球の首の太さは細、球の発根部のおうとつは平滑、球の発根部の大きさは中である。球の外皮の色は赤紫の濃、球のりん片の色は帯紫、球の横断面のりん片の着色状態は帯状である。球のしまりは中、肉質は中、球の辛味の程度は弱である。収穫期はかなり早、抽だい性は中、貯蔵中のほう萌性はやや早である。』
●味と主な食べ方
アーリーレッドはとてもみずみずしく、辛味が少ない上にほんのり甘味もあります。水分が多いのでサラダ向きです。
辛味・刺激臭が少なく、甘みと水分が多いので、生食のサラダに向いています。
■アーリーレッド(赤玉ねぎ)の写真ギャラリー
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます
FacebookとTwitter