ハンサムグリーン:来歴や特徴と産地と旬
●ハンサムグリーンとは
◆ハンサムグリーンの来歴
ハンサムグリーンは横浜植木(株)が種子を販売しているフリルレタスの一種です。本種と共に色違いのハンサムレッドもあります。
ハンサムグリーンは(「サリナス」×「グリーンリーフ」)の選抜後代に「Catalogna」の選抜後代を交配して育成されたものとされ、種苗法に基づき2003年に登録出願、2006年に品種登録されています。
◆ハンサムグリーンの特徴
ハンサムグリーンは一般的なフリルレタスに比べ葉先の切れ込みが細かく、葉に厚みがありフリルが強い非結球レタスとなっています。
また、丈もあまり大きくならず株張りもコンパクトなので、水耕栽培や植物工場での栽培にも適しており、市場には水耕栽培されたものが多くみられます。
下の写真は水耕栽培されている様子で、通常の土耕栽培に比べとても効率よく栽培収穫できます。(取材協力:滋賀県守山市のながおか農園)
農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『-----
葉の形は扇、色は淡緑、葉面の着色は無、光沢は多、ちぢみは少、葉縁の切れ込みは深、波うちは多、葉長は短、葉径はやや狭、葉質は粗剛である。
結球性は不結球、苦味は中、早晩性はかなり晩である。
「フリンジーグリーン」と比較して、葉縁の切れ込みが浅いこと、葉質が粗剛であること、早晩性が晩いこと等で、「グリーンリーフ」と比較して、葉面のちぢみが少ないこと、葉質が粗剛であること、早晩性が晩いこと等で区別性が認められる。
-----』以上、抜粋。
◆実際に食べてみたハンサムグリーンの食味
ハンサムグリーンは葉に厚みがあり、パリッとした食感がとても心地よく、クセもありません。葉先が細かく切れ込んでいて、葉全体がフリルになっており、葉に厚みがあるので盛り付けた時にボリューム感が出せ、見た目がとてもいいです。
●ハンサムグリーンの写真ギャラリー
撮影機材: CANON EOS 5DⅣ , EF24-70mm F4L IS USM
ロゴなし元画像サイズ:約3010万画素(6720×4480) 72dpi(350dpi対応可) RAWデータあり
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。
< 出 典 >
※ 「ハンサムグリーン1号」横浜植木株式会社
※ 「登録番号13886 ハンサムグリーン」農林水産省品種登録データベース