カブ/蕪/かぶら:概要や産地と旬

色々なカブ かぶ 蕪 かぶら

●カブの概要と特徴

◆カブとは

分類: アブラナ目 > アブラナ科 > アブラナ属

学名:Brassica rapa L. var. rapa

英名:Turnip (仏)Navet

中国名:芜菁,蔓菁

和名:かぶ/蕪

別名:カブラ(蕪)、カブラナ(蕪菜)、カブナ(蕪菜)、スズナ(鈴菜)、ダイトウナ(大頭菜)

小蕪・こかぶ・コカブ

 カブはチンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどと同じくアブラナの一種です。日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地にわたり沢山の品種が栽培されてきました。また、その呼び名も様々あり、一般的に知られているものでは「かぶら」や「かぶな」などがあります。下にあげた「すずな」もその一つです。

●春の七草のひとつ

 かぶは別名で「すずな」とも言われ、春の七草のひとつでもあります。

●根も葉もおいしい

カブ かぶらの葉

 根の部分だけではなく、 葉もおいしく、品種によっては主に葉を食べるものもあります。根は淡色野菜で、葉は緑黄色野菜です。栄養面では断然葉の方が多く含んでいます。

●赤白大小いろいろな品種があります

 赤かぶ、白かぶ、大小といろいろありますが、最も一般的なものは白い「小かぶ」です。

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■カブ(蕪/かぶ)の産地と美味しい旬

●カブの主な産地と生産量ランキング

かぶの産地と生産量

 農林水産省がまとめた2020年産のカブの全国の収穫量を見るとカブを最も沢山作っているのは千葉県です。圧倒的に多いですね。次いで埼玉県、青森県となっています。この順位はもう何年も変わっていません。

●地方色豊か

 カブはとても品種が多く、全国各地で栽培されています、また、聖護院かぶら(京都)や日野菜(滋賀)など地方固有の品種も数多く見られます。

●カブの旬は

 カブは通年出荷されていますが、やはり寒い時期のほうが甘味もまして美味しいようです。11月頃から1月頃が最も沢山出回り、味も美味しくなる旬と言えます。

●カブの旬カレンダー

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
小かぶ                        
聖護院かぶ                        
赤かぶ