黄かぶ/黄金カブ/ゴールデングローブ:特徴や産地と旬

黄かぶ/黄金カブ/イエローターニップ

●黄かぶとは

◆黄色い西洋かぶ

黄かぶ/黄金カブ/イエローターニップ

 黄かぶと呼ばれているものは外皮、果肉共に黄色いイエローターニップ(西洋かぶ)の総称で、「黄金カブ」「ゴールデンボール」「ゴールデングローブ」などの種子は色々な種苗会社からいくつかの品種が販売されていますが、おそらくどれも海外の種苗メーカーから輸入されたものと思われます。

 その他、国内の種苗メーカーからも「味こがね」(丸種)、「おお黄に」(小林種苗)などが販売されています。

 黄カブは「ルタバガ」に似ていますが、「ルタバガ」が腰高で葉柄の付け根周辺が黄緑になる傾向があるのに対し、黄カブは形が日本の小かぶと同じように丸く、またはやや扁平で、全体に綺麗な黄色になっています。

ルタバガ/スウェーデンカブの紹介ページはこちら →


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◆黄かぶ/黄金カブ/イエローターニップの特徴

黄かぶ/黄金カブ/イエローターニップ

 この黄金かぶは直径6~7cm程でちょうど一般的な白いコカブと同じくらいの大きさです。形もよく似た球形です。

 表皮が綺麗な黄色なのに対し中の肉色はクリーム色で、一般的なカブよりも固く締りがありルタバガに近い感じです。

 香りは強くはなく、ほんのりと甘く一般的なカブとは少し違った柔らかい風味です。

黄かぶ/黄金カブ/イエローターニップの断面

◆ゴールデングローブの特徴

 「ゴールデングローブ」は黄金カブに比べ少し扁平な形になる事が多いようです。表皮の色や肉色は黄金カブと同じように黄色です。

ゴールデングローブ(黄カブ)

 肉質は緻密で、栽培環境や収穫時期にもよりますが、少し早めに収穫されたものはカブが柔らかく生のままでも美味しく食べられます。

ゴールデングローブ(黄カブ)

●美味しい食べ方と料理

◆調理のポイントと用途

 黄金かぶやゴールデングローブは西洋かぶなので、シチューやポトフなどの煮込み料理が王道です。加熱調理することで甘みが増し、黄色い色も鮮やかになります。その他ブイヨンで煮てマッシュにし、メイン料理の付け合わせにされることも多いほか、すこし硬めですが薄くスライスすれば生のままでも食べられるので、綺麗な黄色い色を活かしサラダに加えるのも良いでしょう。厚さ1~1.5cmに輪切りにして、塩胡椒を振りソテーしても付け合わせになります。

◆ゴールデングローブのスープ

 ゴールデングローブをさいの目に切り、同じようにさいの目に切ったジャガイモやセロリ、ベーコン、茸などと共にコンソメ仕立てのスープにしたもの。

ゴールデングローブ(黄カブ)のスープ

 ゴールデングローブはほんのり甘味があり、スープにすると柔らかく口の中で優しく崩れる感じです。

 もちろん、タマネギと共に炒め、ブイヨンで似たものをミキサーにかけてポタージュにしても美味しいです。

◆ゴールデングローブのパスタ

 ゴールデングローブを他の野菜と共にトマトで煮てパスタソースにしたもの。

ゴールデングローブ(黄カブ)のパスタ

 とにかく優しい味わいが持ち味です。

◆黄カブを使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトの黄カブを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

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