■国産のさくらんぼ
一般にサクランボとして店頭に並ぶものはほとんどセイヨウミザクラ(西洋実桜)の仲間です。主な物をあげておきます。
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主な国産のサクランボ一覧
やまがた紅王(山形C12号)
山形県が「紅秀峰」をもとに交配育成した大粒で果肉がしっかりとして輸送性が高く食味のいいさくらんぼの新品種です。2023年から本格的な出荷が始まっています。
ジュノハート-Junoheart-
青森県が「紅秀峰」と「サミット」を交配し、その実生から選抜育成した大粒でハート形の果実の新品種です。2020年から本格的な出荷が始まっています。
佐藤錦(さとうにしき)
佐藤錦は「ナポレオン」と「黄玉」の交雑種といわれており、「赤いルビー」と呼ばれ、日本を代表する品種です。その生産量も国内ではダントツに多く知名度も高い品種です。
甲斐ルビー/甲斐オウ果6
「甲斐ルビー」は山梨県が「紅てまり」と「豊錦」を交配し育成したオリジナル品種「甲斐オウ果6」の商標で、極早生で着色良く大玉で食味も優れるサクランボです。
紅秀峰(べにしゆうほう)
紅秀峰(べにしゆうほう)は「佐藤錦」と「天香錦」の交雑種です。
豊錦(ゆたかにしき)
豊錦(ゆたかにしき)は山梨県で発見された偶発種とされる早生の品種です。果肉が柔らかく、酸味が少ないので甘さが強く感じられるのが特徴です。
月山錦(がっさんにしき)
珍しい黄色いさくらんぼです。
ナポレオン
「ナポレオン」はその名前からイメージできるようにヨーロッパで人気がある品種です。ナポレオン・ビガロやロイヤル・アンとも呼ばれています。佐藤錦を初め、いくつもの優良品種の親になっています。
香夏錦(こうかにしき)
「香夏錦」は早生種で、収穫時期は福島県県や山形県では5月下旬頃から6月いっぱい位となっています。一方、長野県ではハウス栽培が行われ、一足早く、3月下旬頃から収穫が始まり5月中旬頃まで続くようです。
大将錦(たいしょうにしき)
「大将錦」は山形県で発見された偶発実生で10g近い大果で果肉が硬く甘味の多い晩生種のサクランボです。生産量は多くはなく産地以外ではあまり見かけませんが、食味がいい品種です。
山形美人
「山形美人」は佐藤錦の枝変わりとされ、佐藤錦と同じくらいの大きさや形ですが、その表皮の色が明らかに赤みが強いという特徴をもっています。
紅てまり
「紅てまり」は山形県が育成した品種で、登録時、両親はともに不明とされていますが、「ビック」と「佐藤錦」ではないかと推定されています。
紅さやか
「紅さやか」は山形県が育成した品種で、大きさは5~7gで早生種の中では大きく、果皮の色は朱紅色で、熟すと紫黒色に色付き、果肉も赤いサクランボです。味的には、「佐藤錦」より酸味は強いが適度な甘みがありバランスが良い味わいです。
紅ゆたか
「紅ゆたか」は山形県農業総合センター農業技術試験場において、「ビック」に「C-21-7(「ビング」×「黄玉」)」を交配育成された桜桃品種です。大玉で酸味が少なく甘くジューシーな味わいが特徴です。
サミット(Summit)
カナダ生まれの大粒品種。果皮色がアメリカンチェリーのような赤黒い色で果肉も赤いサクランボ。
●輸入されているサクランボ
一般的に輸入されているサクランボの事を総称してアメリカンチェリーと呼んでいますが、実際には全てアメリカからと言う訳ではありません。また、品種も早生種のツラーレやブルックス、それにアメリカンチェリーの代表的なビングの他、国産物とよく似たレイニアなどがあります。
輸入されているアメリカンチェリー
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