■南陽(なんよう)とは?
●南陽(なんよう)の来歴

南陽は山形県農業試験場置賜分場において1957(昭和32)年に「ナポレオン」を自然交配させ、そこから得られた実生を育成したものとされ、1978(昭和53)年に品種登録されました。公的機関による国内初の育成品種の一つとされています。
この品種は晩生種で、育成地である山形県では開花時期が遅いことなどから結実が不安定で、当地では栽培が普及しなかったようですが、開花時期が揃う北海道においては着色、食味共に出来が良く、1988(昭和63)年には優良品種に認定され栽培が広がっています。
●南陽の特徴

果実の形は短心臓形で、8~10gと大粒のサクランボです。表皮の色は佐藤錦などに比べ薄く、太陽が当たっていた面が明るい紅色に色付いています。果肉は黄白色で肉質は緻密でジューシーですが、濃厚な甘さではなくさっぱりとした甘さといった感じです。
■南陽(なんよう)の主な産地と旬
●主な産地
現在の主な産地は北海道で、主に余市町、仁木町などで生産されています。
令和4年産特産果樹生産動態等調査によると各地の栽培面積は北海道が50.8ha、山形県が8.0haとなっています。
●南陽の収穫時期と旬
山形県では6月下旬から7月上旬、北海道では7月中旬から下旬ごろまで。
旬のカレンダー | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
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南陽 |
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