●ロッソナポリタンとは
ロッソナポリタンはパイオニアエコサイエンス株式会社が開発し『マウロの地中海トマト』ブランドとして種子を販売しているミニトマト品種の一つです。
◆ロッソナポリタンの特徴
パイオニアエコサイエンスのホームページによると、ロッソナポリタンは高糖度で、ピンク系大玉トマトに比べてフルクトースが約3倍、コラーゲンの主成分プロリンが約9倍、機能性成分リコピン は約6倍も多く含まれているそうです。
トマトの大きさは1個あたり12g前後で、果実の色は艶がある濃い赤です。果形は長楕円に近いですが、首のあたりが締まった瓶型のものが多い傾向があります。
果肉の色も濃く、種やゼリー質はやや少なめです。
◆実際に食べてみたロッソナポリタンの食味
撮影試食したロッソナポリタンは5月7日に購入した和歌山県産です。ヘタの部分は付いておらず、果実の色は深みのある濃い赤色で見るからにリコピンが多そうでした。
食べてみると酸味は少なめでとても甘く、コクのある味で次々に手が伸びてしまうほど美味しいトマトでした。計ってみた糖度はいずれも10%を超えていました。
このトマトはただ甘いだけではなく、コクと感じる旨味が多く、加熱調理することで更に旨味が増すタイプです。
●ロッソナポリタンの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
ロッソナポリタンは大きな産地化は行われておらず、個々の農園で栽培され出荷されています。
種子は一般に販売されており、どこでも栽培することは可能となっています。また、パイオニアエコサイエンスのホームページによると、本種は耐暑・耐寒性があり、寒高冷地・一般地・暖地において露地、半促成、促成、抑制と様々な作型にタイプできるとのことです。
◆ロッソナポリタンの収穫時期と旬
ロッソナポリタンは栽培する地域により、また、植え付け時期や栽培方法によって収穫時期がちがいますが、概ね一般地や暖地では促成栽培や半促成栽培によって春の3月から5月頃までが多く、高寒冷地では8月から9月が盛期となります。
もちろん一般地や暖地でも露地栽培は可能で、その場合はやはり夏、7月から9月にかけてが収穫時期となります。
ロッソナポリタン | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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一般地の露地栽培及び高寒冷地 | ||||||||||||
一般地や暖地の促成/半促成 |
< 出 典 >
※ 「生でも美味しい クッキングドルチェ ロッソナポリタン」パイオニアエコサイエンス株式会社ホームページ
●ロッソナポリタンの写真ギャラリー
ロッソナポリタンを特徴が分かりやすいよう様々な角度から撮影した写真です。
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。
撮影機材: CANON EOS R5 , RF28-70mm F2 L USM, RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
ロゴなし元画像サイズ:約4500万画素 8192X5464pix 72dpi RAWデータあり