■マンゴーに含まれる主な有効成分と効用

●マンゴーはビタミンCカリウムを豊富に含んでいます。

 カリウムは身体からナトリウムを出す働きがあるため、高血圧症の方によいとされています。

●熟したものはベータカロテンが豊富

 完熟し、濃い黄色になった果肉にはベータカロテンが含まれています。これは成人病予防に効果があり、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。

 ちなみに、まだ青いうちはビタミンCの含有量が多く、よく熟すほどベータカロテンの量が増えるそうです。

●マンゴーは消化酵素も持っています

 パパイヤと同じような、消化を助ける酵素も含まれていることが分かっています。

●ウルシオールに注意

 マンゴーはウルシ科の植物で、果皮にはウルシオールというウルシ成分を含んでいます。人によっては、かゆみが出たり、かぶれたりする場合があるので注意が必要

■七訂日本食品標準成分表でみるマンゴーの栄養成分量

●マンゴーの可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
64
kcal
82
g
0.6
g
0.1
g
16.9
g
0.4
g
(0.02)
g
(0.06)
g
0 1.3
g
ビタミン
カロテン E B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
610
μg
1.9
mg
0.04
mg
0.06
mg
0.7
mg
0.13
mg
84
μg
0.22
mg
20
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
1mg 170mg 15mg 12mg 12mg 0.2mg

七訂日本食品標準成分表より

● 100gあたりに含まれるアミノ酸

 下の表は生のマンゴー100gに含まれているアミノ酸の含有量です。日本食品標準成分表の「アミノ酸成分表2010」には掲載されていないので米国農務省の資料をもとに記載しています。。

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 29 チロシン 16 アラニン 82
ロイシン 50 スレオニン 31 アスパラギン酸 68
リジン 66 トリプトファン 13 グルタミン酸 96
メチオニン 8 バリン 42 グリシン 34
シスチン - ヒスチジン 19 プロリン 29
フェニルアラニン 27 アルギニン 31 セリン 35

米国農務省、農業研究サービス、2018年より

 当サイトの画像一覧ページにある画像に関しまして、透かしロゴなしの元サイズ画像をご利用になりたい場合はダウンロードサイトからご購入頂けます。そちらに無いものでも各画像一覧からご希望の画像をクリックした際に表示される拡大画像のURLをお問い合わせフォームからお知らせ頂ければアップロードいたします。また、点数が多い場合は別途ご相談にも対応いたします。企業様の場合は請求書・振込払いも可能です。