芽キャベツ(メキャベツ)の栄養価と効用

芽キャベツ(子持ちカンラン)

 芽キャベツ(子持ちカンラン)に含まれている主な有効成分とその働きや、七訂日本食品標準成分表を元にカロリーをはじめ栄養成分量などを紹介します。

■芽キャベツに含まれる栄養成分と効用

●ビタミンC、Kが豊富に含まれています。

 メキャベツは一般的なキャベツに比べ、ほとんどの栄養成分において沢山含まれています。風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があると言われるビタミンCはキャベツが41mgなのに対し約4倍の160mgも、血液の凝固促進や骨の形成に貢献しているビタミンKも約2倍も含んでいます。

●芽キャベツにはβカロテンも

 一般的なキャベツに50μg、多いグリーンボールでも110μgしか含まれていないβカロテンは、メキャベツでは710μgも含まれています。

●抗酸化作用があるルテイン

 メキャベツにはカロテノイド(緑黄色の色素)の一種であるルテインを多く含んでいます。このルテインは、ちりめんキャベツ、ブロッコリーに次いで、ルテインの含有量が多い野菜とされ、強い抗酸化作用によってがん予防に役立っていると考えられています。

●ビタミンUはキャベジン

 薬の名前にもありますが、キャベジンと呼ばれるビタミンUを含んでいます。これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があるそうです。

 トンカツにはキャベツの千切りが良く合いますね。この組み合わせで、しっかりとキャベツを食べる事でトンカツの脂っぽさで胸やけを起こす事も少なくなります。胃が弱っている時には積極的にキャベツを食べるようにすると胃が楽に感じますよ。

●ジアスターゼ

 また、大根に含まれているジアスターゼもキャベツの方が多いそうです。ジアスターゼはでんぷん分解酵素で、消化を助け、、胃酸過多、胃もたれや、胸やけなどに効果があるそうです。

■七訂日本食品標準成分表でみる芽キャベツの成分量

芽キャベツ(子持ちカンラン)

●芽キャベツ 可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
50
kcal
83.2
g
5.7
g
0.1
g
9.9
g
1.1
g
(0.02
g)
(0.06
g)
0 5.5
g

ゆで

49
kcal
83.8
g
5.3
g
0.1
g
9.8
g
0.1
g
(0.02
g)
(0.06
g)
0
mg
5.2
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
710
μg
0.6
mg
150
mg
0.19
mg
0.23
mg
0.9
mg
0.27
mg
240
μg
0.76
mg
160
mg

ゆで

690
μg
0.5
mg
160
μg
0.13
mg
0.16
mg
0.6
mg
0.22
mg
220
μg
0.65
mg
110
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
5mg 610mg 37mg 25mg 73mg 1.0mg

ゆで

5mg 480mg 36mg 22mg 75mg 1.0mg

七訂日本食品標準成分表より

皆さんで是非このサイトを盛り立ててください。よろしくお願いします。