ゴーヤー(苦瓜/にがうり):栄養価と効用

ゴーヤー,苦瓜,にがうり,ツルレイシ

 ゴーヤー/苦瓜(にがうり)/ツルレイシに含まれる主な有効成分とその働きや、カロリーをはじめ各種ビタミン類などの栄養成分量を七訂日本食品標準成分表を共に紹介します。

●ゴーヤーに含まれる主な有効成分とその働き

◆風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果!ビタミンCを豊富に含んでいます

 ゴーヤー(苦瓜/にがうり)が含んでいるビタミンCの量は76mg/100gと非常に多く、キュウリの14mgやトマトの15mgに対して5倍以上も含まれています。ビタミンCを多く含むといわれるキウイでさえ69mgですから、ゴーヤ(苦瓜/にがうり)に含まれる量が如何に多いかが分かりますね。また、通常加熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤー(苦瓜/にがうり)は、炒めても壊れにくく、油炒めの状態でも75mg/100gとなっています。。

◆独特の苦味成分「モモルデシン」

 ゴーヤー(苦瓜/にがうり)を食べると独特の苦味を感じますね。あの苦味成分には「モモルデシン」と「チャランチン」という成分が含まれています。これらには血糖値やコレステロールを低下させる 効果があると言われています。

◆夏の緑黄色野菜の一つ

 ゴーヤーは夏の緑黄色野菜の一つで、βカロテンをはじめ各種ビタミン類も豊富に含んでいます。βカロテンは油との相性が良く、炒め物などで食べることで効率よく吸収されるので、夏バテしやすい時期に栄養をとるには非常に適した食材と言えます。

●七訂日本食品標準成分表でみるゴーヤーの栄養成分量

カットしたゴーヤー,苦瓜,にがうり,ツルレイシ

◆ゴーヤーの可食部100gあたりの成分

 ゴーヤーは両端とワタ及び種子を取り除いた部分100gあたりの成分量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
71
kcal
94.4
g
1.0
g
0.1
g
3.9
g
0.6
g
(0.01)
g
(0.06)
g
(0)
mg
2.6
g
油炒め 208
kcal
90.3
g
1.2
g
3.3
g
4.6
g
0.6
g
(0.23)
g
(2.82)
g
(0)
mg
2.8
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
210
μg
1.0
mg
41
μg
0.05
mg
0.07
mg
0.3
mg
0.06
mg
72
μg
0.37
mg
76
mg
油炒め 230
μg
1.1
mg
45
μg
0.05
mg
0.08
mg
0.3
mg
0.07
mg
79
μg
0.41
mg
75
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
1
mg
260
mg
14
mg
14
mg
31
mg
0.4
mg
油炒め 1
mg
260
mg
14
mg
15
mg
33
mg
0.5
mg

七訂日本食品標準成分表より

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