●ルガンティーノ(Rugantino)とは
ルガンティーノはライク・ズワーン社が開発した「Rugantino RZ F1」という「Cuore di Bue(牛の心臓)」と呼ばれるタイプのトマト品種です。
◆ルガンティーノ(Rugantino)の来歴
ルガンティーノはオランダの種苗会社ライク・ズワーン(Rijk Zwaan)が開発し2012年〜2013年頃に商業市場へ発表・展開された「Rugantino RZ F1」というトマト品種です。
イタリアで「Cuore di Bue(牛の心臓)」とも呼ばれるタイプのトマトで、発表以来、栽培のしやすさや味の良さなどから広く栽培され、飲食店などの業務用としても人気があるトマトとなっています。
◆ルガンティーノ(Rugantino)の特徴
ルガンティーノの果重は200gから240gほどになる大玉品種で、シワのある巾着型になるものが多く、果皮も赤いあ赤色系品種で、熟すと果実全体が濃い赤色になります。
果肉は濃い赤色でゼリー部分が少なく、スライスした時に果汁が出にくいのが特徴。トマト本来の香りが強く、甘みと旨味が濃厚です。
イタリアで「Cuore di Bue(牛の心臓)」と呼ばれるタイプのものには地域で伝統的に作られてきた固定種も多いですが、ルガンティーノはF1(一代交雑種)品種であり、出来た果実から得られた種子を播いても同じものはできません。
◆実際に食べてみたルガンティーノ(Rugantino)の食味
撮影したルガンティーノは福井県産で、洋ナシ型のものから幅広の巾着型のものまでありました。
スライスしてみると、断面から果汁はわずかしか滴らず、子室の中はゼリー部分が小さく、空洞部分が多くみられます。
生のまま食べてみると、桃太郎トマトなどとは違った濃厚なトマトの香りがあり、果肉は食感がしっかりとしていて、特に甘いという訳では無いのですが、甘味酸味とは違ったコクが強く、インパクトのある味わいでした。
スライスしても水分が出にくいのでサンドウィッチに使いやすく、また、薄いスライスであってもその存在感がしっかりと感じられるトマトです。
◆ルガンティーノ(Rugantino)でトマトソースを作ってみた
ルガンティーノは果実にシワがある巾着型なので、ナイフで皮を剥くのは難しい。しかし、沸騰させている湯の中で10秒ほど転がし、氷水にとると、皮はするっと綺麗に剥くことができます。
ニンニクとタマネギを炒め、そこに湯剥きしたトマトを手で潰しながら加えて煮る。
切った時にはあまり果汁は出なかったが、潰して煮始めると意外に水分が多く出てきました。
軽く煮詰め塩胡椒で味を整えてパスタソースに。シンプルですが、とても美味しいパスタになりました。日本で一般的なトマトとは生の状態でも煮た時の色も全然違いますね。
●ルガンティーノ(Rugantino)の栽培サイクルと収穫時期 旬
◆栽培時期
「Rugantino RZ F1」の種子は日本でも入手することができ、家庭菜園などでも栽培することができます。また、より簡単に栽培するなら、苗の状態で購入することもできるようです。
種子を播く場合は2月中旬辺りから3月にかけて種子を播き、4月頃に定植します。もちろん栽培地域によってその時期はずらさなければならないこともあるでしょう。また、ハウス栽培であればもっと早めたり、遅くすることも可能です。
大きめのプランターや鉢でも栽培することができます。
◆ルガンティーノ(Rugantino)の収穫時期と旬
収穫時期は露地栽培の場合、7~9月頃となります。
国内で本種を大規模な商業栽培している農園はないと思われます。個々の農園で少量多品種栽培の中の一つとして作られている場合が多いのではないでしょうか。そのため、一般のスーパーなどで見かける機会はほとんどなく、稀に産地の直売所で見かける程度だと思います。もし見かけたらその時が買い時でしょう。
| 品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ルガンティーノ(Rugantino) | 播 | 種 | 定植 | 追 | 肥 | 収 | 穫 |




















































