パープルロシアン/Purple Russian <黒トマトの品種
●パープルロシアンとは
◆エアルーム品種
パープルロシアンは1990年にフレデリック・イヌマン(Frederick Ineman)によって紹介された品種で、1980年にウクライナから来たという彼の叔母のイルマン・ヘンケル(Irma Henkel)が持ち込んだものとされています。
---Tatiana's TOMATO base より
ある程度低温にも強く、収量が多い固定種で、黒トマトの中では人気がある品種です。
◆パープルロシアンの特徴
このトマトは黒トマトと呼ばれるタイプで、実が赤黒く色付きます。
大きさは長さ6~8cm程の縦長のプラム型で、表皮の色はヘタの近くに緑が少し残り、胴から先に向けて赤茶色をしています。
皮はどちらかといえば厚めですが、果肉は肉厚でゼリー状の部分が狭くしっかりとしていて、味的にも黒トマトの中では高い評価をされています。
◆パープルロシアンを食べてみた
実際に生のまま食べてみると、皮はやや厚いもののそのまま食べても思ったほど口に残らず、果肉の食感がとても良い感じでした。他のブログなどで”水っぽい”と言った評価をいくつか見かけましたが、今回収穫したものはほんのり甘く、ジューシーではありますが水っぽいという印象は無く、旨みもしっかりと感じられるものでした。
◆適した料理
生のままサラダに使っても味的には美味しいですが、色栄えの面では真っ赤のトマトには適わない感じで、サイコロ状にカットしてまぶすなどした方がいいかもしれません。
旨みがあるので、ソースにしても美味しいでしょう。
◆栽培してみて
株は幹がやや頼りない感じで腰が弱く感じますが、次々に花房が展開し、実を付けてくれます。ただ、今回は鉢植えでの栽培でしたが、栽培方法や環境の影響か、少し尻腐れが発生しましたが、定期的にカルシウム剤の葉面散布を行う事で改善できました。ただ、台風の影響などで数日雨に当たってしまうとまだ未熟なものまで裂果してしまいました。雨は極力避けた方が良さそうです。