紫キャベツの栄養価と効能
■含まれる栄養成分と効用
●ビタミンC、Kが豊富に含まれています。
ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があり、ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成に貢献しています。
●ビタミンUはキャベジン
薬の名前にもありますが、キャベジンと呼ばれるビタミンUを含んでいます。これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があるそうです。
トンカツにはキャベツの千切りが良く合いますね。この組み合わせで、しっかりとキャベツを食べる事でトンカツの脂っぽさで胸やけを起こす事も少なくなります。胃が弱っている時には積極的にキャベツを食べるようにすると胃が楽に感じますよ。
●紫キャベツ/レッドキャベツにはアントシアニンも
レッドキャベツは見ての通り赤い色が付いています。この色素成分は抗酸化作用が強いアントシアニンで、ポリフェノールの一種です。
水に溶け出しやすく、煮ると煮汁が紫色になってしまいます。また、この煮汁は酸性、アルカリ性を判別するリトマス紙のような機能があり、酸性のものを加えると赤く色が変わり、アルカリ性のものを加えると緑色になります。
●ジアスターゼ
また、大根に含まれているジアスターゼもキャベツの方が多いそうです。ジアスターゼはでんぷん分解酵素で、消化を助け、、胃酸過多、胃もたれや、胸やけなどに効果があるそうです。
■日本食品標準成分表2020年版(八訂)
●レッドキャベツ 可食部100gあたりの成分
下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30 kcal |
90.4 g |
2.0 g |
0.1 g |
6.7 g |
0.8 g |
0.01 g |
0.01 g |
(0) | 2.8 g |
ビタミン | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カロテン当量 | E | K | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C |
36 μg |
0.1 mg |
29 μg |
0.07 mg |
0.03 mg |
0.3 mg |
0.19 mg |
58 μg |
0.35 mg |
68 mg |
無機質 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 |
4mg | 310mg | 40mg | 13mg | 43mg | 0.5mg |
日本食品標準成分表2020年版(八訂)より |
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