わらび/ワラビ/蕨:栄養価と効用

ワラビ/蕨/わらび

 春の山菜、わらび/ワラビ/蕨に含まれる主な有効成分とその効用や、カロリーをはじめビタミン類などの栄養成分量画を七訂日本食品標準成分表をもとに紹介します。

●含まれる主な有効成分とその働き

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◆抗酸化力が強いビタミンE

 ワラビには特筆するほど多く含まれている栄養成分はありませんが、ビタミンEは比較的多く含んでいます。このビタミンEには活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。

◆ワラビには強い毒性も

 ワラビは十分に灰汁抜きをしないと、強い毒性のある成分も含まれており、これを大量に摂取すると大量出血症状を起こし、更に骨髄を壊して死に至る事もあるようです。とはいっても、もちろん灰汁をしっかりと抜いておけばこの毒性成分はほとんど別の成分に変わり安全になるとの事です。

●七訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

◆茹でたワラビ 可食部100gあたりの成分

 ワラビは通常生ではたべないので茹でた状態の成分量を記載しています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
15
kcal
95.2
g
1.5
g
0.1
g
3.0
g
0.2
g
-g -g 0 3.0
g
ビタミン
カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
160
μg
1.5
mg
15
μg
Tr 0.05
mg
0.4
mg
0
mg
33
μg
0
mg
0
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
3mg 10mg 31mg 10mg 24mg 0.6mg

七訂日本食品標準成分表より

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