山東菜(さんとうな/サントウサイ)の栄養価と効用
山東菜(さんとうな/サントウサイ)に含まれている主な有効成分とその働きや、七訂日本食品標準成分表を元にカロリーをはじめ栄養成分量などを紹介します。
■山東菜(さんとうな)の主な有効成分と働き
●山東菜はハクサイより栄養成分が多い
山東菜は全体的にハクサイよりも多くの栄養成分を含んでいます。また、生のままでも食べられるので、その栄養素を余すことなく食べられるのもポイントです。
●カロテン当量を多く含んでいます。
葉の緑の部分が多く、βカロテンを多く含んでいます。β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
●妊婦に必要な葉酸も豊富
葉酸は妊娠前後の女性にとっては、胎児の成長に大量に必要とされるので、普段の必要量の約1.7倍摂取する必要があると言われています。
■七訂日本食品標準成分表
●山東菜の可食部100gあたりの成分
下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生 | 14 kcal |
94.7 g |
1.0 g |
0.2 g |
2.7 g |
1.1 g |
(0.02) g |
(0.06) g |
(0) | 2.2 g |
ゆで | 16 kcal |
94.3 g |
1.4 g |
0.3 g |
2.9 g |
0.9 g |
(0.03) g |
(0.09) g |
(0) | 2.5 g |
塩漬け | 20 kcal |
90.3 g |
1.5 g |
0.3 g |
4.0 g |
3.6 g |
(0.03) g |
(0.09) g |
(0) | 3.0 g |
ビタミン | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カロテン当量 | E | K | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C | |
生 | 1200 μg |
0.8 mg |
100 μg |
0.03 mg |
0.07 mg |
0.5 mg |
0.08 mg |
130 μg |
0.17 mg |
35 mg |
ゆで | 1500 μg |
0.9 mg |
140 μg |
0.02 mg |
0.05 mg |
0.3 mg |
0.05 mg |
74 μg |
0.12 mg |
22 mg |
塩漬け | 1700 μg |
1.0 mg |
150 μg |
0.04 mg |
0.12 mg |
0.6 mg |
0.10 mg |
98 μg |
0.21 mg |
44 mg |
無機質 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | |
生 | 9mg | 360mg | 140mg | 14mg | 27mg | 0.7mg |
ゆで | 9mg | 240mg | 130mg | 13mg | 30mg | 0.6mg |
塩漬け | 910mg | 420mg | 190mg | 17mg | 35mg | 0.6mg |
七訂日本食品標準成分表より |
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