●SNIBSのスナックキュウリとは
ちっちゃくて可愛らしいキュウリですが、これはオランダのライク・ズワーン社(Rijk Zwaan)が開発し、SNIBS(スニブス)というスナック感覚で食べられる野菜”スナックベジタブル”のブランドで展開している品種です。
今回は緑の「クウェルティ(Qwerty RZ)」と淡い黄緑色の「キントン(Quinton RZ)」を紹介しますが、SNIBSでは他にもこれらよりさらに小さな「クアトリーノ」や「ラリーノ」などがあり、さらにミニパプリカ類やミニトマト類などもあります。
野菜をスナック感覚でという提案型の販売やブランド化がオランダらしいおしゃれな印象をうけます。
ライク・ズワーン社といえば、「サラノヴァレタス」もこの会社のブランドです。いずれも日本では高田種苗株式会社がライク・ズワーン社の総代理店となっており、種子の販売から栽培技術支援などを行っています。
このSNIBSの野菜は施設栽培が基本で、単一品種だけを作るのではなく、ミニキュウリやカラフルなミニパプリカ、あるいはミニトマトなどを組み合わせ色々な品種を一つの容器に詰めて販売するスタイルを勧めているようで、見た目も可愛らしいです。
◆クウェルティとキントンの特徴
スナックキュウリのクウェルティとキントンはいずれも直径2cm、8長さ~10cmほどと小さく、国内のもろきゅうりよりも太く短いです。形はポークウインナーに近い感じです。
いずれも表面にイボはなくつるっとしていて艶があり、クウェルティは明るい緑色で、キントンは明るい黄緑色です。
食味は歯切れがよくジューシーで、キュウリらしい香りもしっかりとあり、一般的なキュウリと目立った違いは感じませんでした。
◆実際にクウェルティとキントンを食べてみて
サイズ的に手に取ってそのままポリポリとかじるのに丁度いい感じです。サラダに盛り付けると写真のような感じになります。ただ、単に切ってサラダに加えるのではこのキュウリの良さが活かしきれないですね。
やはりおやつやつまみ食い感覚でそのまま食べるか、ハムなどを巻いてまるごと食卓に出せるような使い方ができる方が良いと思います。
浅漬けなんかもいいかもしれません。
< 出 典 >
※ https://snibs.jp/ SNIBSホームページ
※ 「5 ライク・ズワーン社の推奨キュウリ品種 」高田種苗株式会社ホームページ