ヒカマ/葛芋(クズイモ):栄養価と効用

ヒカマ/Jicama/バンクアン/葛芋

それぞれの栄養素については、「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

●ヒカマに含まれる主な有効成分とその働き

◆有毒物質のロテノン

ヒカマは塊茎の白い果肉を食用としますが、それ以外の部分、葉や蔓、特に種子には脂溶性有機毒素のロテノンが多く含まれているとされ、食用にはできません。

。塊茎にも多少は含まれるが、ロテノンは消化器官からは吸収されにくいので人が死に至ることは稀である。ただし、中毒を起こしたケースもしばしば報告されている。とは言っても、食用となる白い果肉の部分は子供が食べても安全とされています。

◆イヌリンをはじめとする食物繊維が豊富

ヒカマ/Jicama/バンクアン/葛芋

ヒカマは水溶性食物繊維のイヌリンを沢山含んだ食物です。その為カロリーが低く、血糖値に影響を与えにくいとされています。

ビタミンCも豊富

これは 風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

●成分表でみる栄養成分量

◆米国農務省国立栄養データベースより

下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
38
kcal
90.07
g
0.72
g
0.09
g
8.82
g
0.30
g
-g -g 0 4.9
g
ビタミン
カロテン当量 E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
13
μg
0.00
mg
0.3
μg
0.020
mg
0.029
mg
0.200
mg
0.042
mg
12
μg
0.135
mg
20.2
mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
4mg 150mg 12mg 12mg 18mg 0.60mg

米国農務省国立栄養データベースより

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