ヒカマ／葛芋（クズイモ）：選び方と保存方法や食べ方

●ヒカマの選び方と保存方法

出来れば綺麗な丸い形をしているもので、表面に傷やひび等が入っていない物を選びましょう。手に持った時に表面に張りがあり固いものが良く、柔らかくしなびているものは避けてください。

ヒカマは温かい所で採れる野菜で、冷蔵庫の中に入れると低温障害を起こし傷みやすくなるとされています。保存はジャガイモなどのように新聞紙などに包んで冷暗所に置いておくだけでひと月程は保存できます。

表面の皮は繊維質で固く、上下どちらからでも右の写真のように手で引っ張れば綺麗に剥くことができます。

ただ、鮮度によってそうやって皮を剥いても、まだ少し繊維っぽく固い部分が残っていることがあるので、そういう場合はピーラーなどを使って更に剥きます。

ヒカマの果肉はアクが少なく、包丁で切った断面も茶色くなりにくく大根と同じような使い方ができます。食感はシャキシャキとした歯触りで、やや水分が少ない大根のような梨のような・・・ヤーコンと同じ感じです。ほのかに牛蒡のような豆のような香りがあり、食べるとかすかな甘みが感じられます。

メキシコではサイコロやスティック状にカットして、果物の感じで食べたりする他、軽く塩を振った上からライムを絞って食べたり、チリペッパーを振って食べたりするようです。

薄いスライスや細切りにして大根サラダのようにしたり、リンゴと合わせても美味しいでしょう。

煮ると大根のような感じになります。クセがなく、煮汁も適度に染み込んで、言われなければ大根かと思うほどです。味噌汁の具にも使えます。

棒状にカットして色々な野菜などと共に炒め物の材料にしても適度な歯触りがあって美味しいです。炒めるとクワイに似た感じになります。きんぴらにしても良いでしょう。

主な料理レシピサイトのヒカマを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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