レッドカラント/赤スグリ/グロゼイユ:特徴や旬

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■レッドカラント/赤スグリとは?

●レッドカラントの分類と特徴

◆レッドカラントとは

分類:ユキノシタ目 > スグリ科 > スグリ属 > フサスグリ

学名:Ribes rubrum L.

英名:Red currant

仏名:Groseille または Groseille rouge

和名:フサスグリ

別名:あかすぐり(赤酸塊)/フサスグリ、レッドカーラント、グロゼイユ

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 レッドカラント(red currant)はフレンチではグロゼイユ(groseille)と呼ばれる赤い実で、和名はフサスグリですが、赤い実のものは赤スグリとも言います。ヨーロッパが原産とされるスグリ科スグリ属の低木になる果実で、房状に実がなる事から房酸塊(フサスグリ)と呼ばれています。この仲間に、実の色が白いホワイトカラントもあります。

 ヨーロッパでは古くから親しまれている果実の一つで、ジャムや果実酒、料理などに使われてきました。

●レッドカラント/赤スグリの特徴

 レッドカラントの実は直径5~10mmほどの球形で、蔓状の軸に房状に沢山の実がなります。果頂部には黒又は茶色のガクが残っています。

 そのまま食べると甘味よりもとても酸味が強く、加糖など加工して使う事が多いです。

■レッドカラント/赤スグリの主な産地と旬

●主な産地と生産量

レッドカラント

 ヨーロッパでは盛んに栽培され、シーズンには一般のスーパーなどにも並んでいますが、国内では長野県など極限られた地域で栽培されているだけとなっており、一般にはほとんど出回らず、飲食店などに卸されている程度です。

 冷凍されたものはフランスなどヨーロッパから沢山輸入されています。フレッシュのものは夏にアメリカやカナダなどから、冬にはニュージーランドやチリ産の物が輸入されています。

 その他、国内でも家庭菜園向けに苗木が流通しており、気軽に栽培することもできます。ただし、耐寒性に優れる反面、暑さには弱いため、関東以北や冷涼な地域が適しているとされています。

●レッドカラント/赤スグリの収穫時期と旬

 レッドカラントの収穫時期は地域にもよりますが初夏から夏にかけてです。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
赤スグリ                        

< 出 典 >

 ※ 「小果樹マニュアル」被災地の早期復興に資する果樹生産・利用技術の実証研究(H30.3)

 ※ 「スグリ・フサスグリ」 中央果実協会ホームページより

 ※ 「特産果樹生産動態調査」 農林水産省ホームページ

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