ジューンベリー:概要や特徴と食べ方や産地と旬

ジューンベリー/アメリカザイフリボク

●ジューンベリーの分類と特徴

◆ジューンベリーとは

分類:バラ目 > バラ科 > ナシ亜科 > ザイフリボク属

学名:Amelanchier canadensis

英名:Juneberry

和名:亜米利加采振り木/アメリカザイフリボク

別名:サービスベリー

ジューンベリー/アメリカザイフリボク

 ジューンベリーは北アメリカ大陸北東部が原産とされるバラ科ザイフリボク属の木になる小さな赤い果実で、6月頃に実が熟して収穫できるようになることからジューン(6月)ベリーと呼ばれるようになったと言われています。

 アメリカでは比較的ポピュラーな果実として知られているようですが、日本では主に庭木に使われている程度で、あまり認知されてはいません。

●ジューンベリーの特徴

ジューンベリー/アメリカザイフリボク

 ジューンベリーはすぐりほどの小さな実で、熟すにつれて赤から濃い紫へと色付いてきます。食べると酸味はあまり感じられず柔らかい甘みが感じられます。香りは強くなく、ほのかに鼻に抜ける感じでクセはありません。皮が少し口に残る感じがしますが、果肉は柔らかく舌の上でつぶれて広がります。ただ、ジューンベリーには種類も色々あるようで、栽培環境などによっては種がかなり口に残るようなものもあるようです。

●ジューンベリーの美味しい食べ方

ジューンベリー/アメリカザイフリボク

 ジューンベリーは見た目の可愛らしさや彩を活かし、タルトやデザートのトッピングとして生のまま散らすと綺麗です。ただ、ジューンベリー自体は酸味が弱く味に締りがあまり感じられないので、酸味を補ってジャムなどにした方が味的には美味しいと思います。

 種が多く、口に残るような場合は煮てから裏ごしして仕上げるようにすると良いでしょう。ソースやムースに仕立てると色は綺麗ですが、ジューンベリー自体味や香りに特徴が弱いのでお勧めはしません。

■ジューンベリーの主な産地と収穫時期や旬

●ガーデニングなど庭園木として人気

ジューンベリー/アメリカザイフリボク

 ジューンベリーは、商用ベースでの栽培は行われていないのではないかと思われます。ただ、ホームセンターなどでガーデニング用苗木は良く見かけます。寒さにも強く、比較的育てやすい庭木として、また、果実も食べられると言うこともあって人気があるようです。

●ジューンベリーの収穫時期と旬

 ジューンベリーの木は4月頃から花を咲かせ、5月頃に実をつけ始めます。赤黒く熟して収穫できるようになるのは6月頃になります。

旬のカレンダー 4月 5月 6月 7月
ジューンベリー                        
ジューンベリー/アメリカザイフリボク

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