葉とうがらし きごしょう:栄養価と効能
●含まれる主な有効成分とその働き
◆ベータカロテン
葉とうがらしは緑黄色野菜の一つで、ベータカロテンを豊富に含んでいます。ベータカロテンには活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きの他、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高める働きもあり、がんの予防にも効果があるといわれています。
◆ビタミンEによる抗酸化作用
ベータカロテンと同じようにビタミンEにも強い高酸化力があり、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。
◆ビタミンC
ビタミンCには老化やがんの原因とも言われている活性酸素を自らが酸化される事で身体を酸化から守る働きがあります。また、白血球の免疫力を高める働きがあるとされ、風邪やウイルスに対する抵抗力が高まります。そして、コラーゲンの生成に役立ったり、メラニンの生成を抑えるなどお肌にとっても大切な成分です。
◆骨を丈夫にする働き
カルシウムやマグネシウムなど骨の生成に欠かせない成分が多く含まれています。
●八訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量
◆葉とうがらしの可食部100gあたりの成分
葉とうがらし(葉の部分と果実含む)に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
35 kcal |
86.7 g |
3.4 g |
0.1 g |
7.2 g |
2.2 g |
0.01 g |
0.02 g |
0 | 5.7 g |
ビタミン | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カロテン当量 | E | K | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C |
5200 μg |
8.0 mg |
230 μg |
0.08 mg |
0.28 mg |
1.3 mg |
0.25 mg |
87 μg |
0.41 mg |
92 mg |
無機質 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 |
3mg | 650mg | 490mg | 79mg | 65mg | 2.2mg |
八訂日本食品標準成分表より |
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