●バターナッツカボチャとは
◆アメリカ生まれのスカッシュ(日本カボチャの一種)
バターナッツは南アメリカ大陸が原産とされるもので、1940年代に「グースネック・スクワッシュ」と「ハバード・スクワッシュ」の交配から育成されたとされ、今ではアメリカでポピュラーなカボチャのひとつとなっています。近年、日本でも人気が高まり、各地の直売所ではお馴染みの品種となっています。
海外から入ってきた品種ではありますが西洋カボチャの仲間ではなく、植物分類上は日本カボチャと同じ仲間になるそうです。そういわれてみると、日本の「鶴首カボチャ」と形が似ています。
また近縁種にイタリアが原産とされる「ロゴサ・ビオリーナ」という品種もあります。
◆バターナッツカボチャの形状
バターナッツ・スカッシュの果実は、大きさ500g程から1kgほどで、果形は縦長のヒョウタン形です。
果皮は黄褐色から肌色でツヤがありつるつるしています。
中の果肉は濃いオレンジ色で肉質は粘質です。下の膨らんだ部分に種が入っています。
◆家庭菜園でも気軽に作れます
バターナッツは固定種なので、食べた後、取り出した種を翌年蒔くとちゃんとバターナッツが収穫できます。
有機栽培や自然栽培などでも作りやすい品種で直売所などでもよく見かけます。栽培自体は比較的簡単なので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。ちなみに、ゴーヤの緑のカーテンと同じプランターに混植してもちゃんと実がなりました。
●バターナッツカボチャの食味の特徴
◆下の膨らんだ部分が美味しい
鶴首カボチャもそうですが、バターナッツも上の部分には種がなく食べられる部分が多いというメリットがあります。ただ、下の膨らんだ種の周りの果肉に比べると上の部分は少し水っぽく感じます。
◆ねっとりとしていてコクがある
バターナッツという名前の由来になっているとおり、このカボチャの特徴はナッツのような風味とねっとりとした果肉にあります。繊維質が少なく、ポタージュにするととても滑らかに仕上がります。
●バターナッツカボチャの食べ方
◆主な料理
なんといってもポタージュに向いています。そのほかにも、ソテーやフライにしても美味しいです。そういう意味では和食より洋食向きかもしれませんね。
◆バターナッツを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのバターナッツを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
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