●赤柄里芋の概要や特徴
「赤柄里芋」は静岡県の遠州地方の沿岸で作られているサトイモで、きめが細かく甘みがあり、柔らかでねっとりとした食感が特徴です。8月下旬から収穫が始まり中秋の名月の時期に出荷の最盛期を迎えます。
◆赤柄里芋とは
「赤柄里芋」は静岡県の遠州地方、掛川の沿岸地域で作られている早生のサトイモの一種で、葉柄が赤いことから赤柄(あかがら)と呼ばれています。
形の良さや食感、食味の良さは定評があり、JA遠州夢咲では特産化がすすめられています。
◆赤柄里芋の特徴
「赤柄里芋」のイモは「石川早生」に比べて大きく、形は卵型で、肉質は粘質で、きめが細かく甘みがあり、柔らかでねっとりとした食感が特徴となっています。
撮影した「赤柄里芋」は9月20日にスーパーで購入したもので、イモの平均果重は55gほどでした。
◆実際に食べてみた赤柄里芋の食味
今回は赤柄里芋の皮をむいて、白だしで炊き上げてみました。上にユズの皮を散らしています。
イモは煮崩れることもなく、それでいて味が染み、食べると柔らかくねっちりとした食感で美味しい芋でした。
部分的に紫色になっているものがありましたが、これは他の品種のサトイモにも時折みられるもので、品質が悪いという訳ではないそうです。若いイモにはあまり見られず、充実したイモに多いようで、原因はよく分からないそうです。食べた食感や食味に違いは感じられませんでした。
●赤柄里芋の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
「赤柄里芋」は静岡県の遠州地方で作られており、JA遠州夢咲・赤柄里芋部会の生産者は14名で、エコファーマーの認定を受け砂地を活用し生産されているそうです。
現在、夢咲の郷土野菜として特産化をすすめています。
◆赤柄里芋の収穫時期と旬
赤柄里芋は早生種で、収穫は8月下旬頃から始まります。収穫の最盛期は9月中下旬で、中秋の名月の月見の時期に出荷最盛期を迎えます。
品種 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||||
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赤柄里芋 |
< 出 典 >
※ 「特産物紹介 野菜」 JA遠州夢咲
※ 「JA遠州夢咲・ 赤柄里芋部会の皆さん」ふれあeびと 御前崎・牧之原・掛川・菊川 エリア情報サイト ふれあe+