●バナナの主な栄養素とその働き

エネルギーを継続的に産出す

 バナナには、でんぷん、ブドウ糖、果糖、ショ糖など、いろいろな糖質が含まれていて、それぞれ体内に吸収される時間が異なり、エネルギー補給が長時間持続するのです。 だから、マラソンランナーやサッカー選手などが試合前に食べるといわれています。 また、 時間の貴重な朝食にも最適ですね。

カリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル

 フルーツの中でも特にバナナは、カリウムを非常に多く含んでいます。これはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

ビタミンC

 それほど多くはないですが、ビタミンCも含んでいます。風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

◆マグネシウム

 血圧を調整する働きや、骨の成分でもあり、イライラの解消にも効果があるそうです

◆豊富なビタミンB群

 消化液の分泌を促すビタミンB1や、粘膜をつくるビタミンB2、そして、血行をよくしたり、エネルギーの代謝を促すナイアシンなどのビタミンB群が豊富です。

◆セロトニン

 バナナには、情緒を安定させ、精神をリラックスさせる効果のあるセロトニンという成分も豊富に含まれています。

◆ガン予防にもいいそうです

 バナナは免疫活性力や抗酸化力が非常に強く、ガンの予防や多くの生活習慣病に効果があるそうです

●日本食品標準成分表2020年版(八訂)

バナナの栄養

◆バナナの可食部100gあたりの成分

 下の表は日本食品標準成分表2020年版(八訂)に記載されているバナナに含まれる成分の量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

食品名 単位
エネルギー kcal 93 314
水 分  g  75.4 14.3
たんぱく質 1.1 3.8
コレステロール mg 0 (0)
脂質 g 0.2 0.4
食物繊維 総量 1.1 7.0
炭水化物 22.5 78.5
灰分 0.8 3.0
ナトリウム  mg Tr 1
カリウム 360 1300
カルシウム 6 26
マグネシウム 32 92
リン 27 84
0.3 1.1




A
レチノール μg (0) (0)
αカロテン 28 330
βカロテン 42 670
βクリプトキサンチン 0 9
βカロテン当量 56 840
レチノール活性当量 5 70
ビタミンD (0) (0)




E
αトコフェロール mg 0.5 1.4
βトコフェロール 0 Tr
γトコフェロール 0 0
δトコフェロール 0 0
ビタミンK μg (Tr) (2)
ビタミンB1 mg 0.05 0.07
ビタミンB2 0.04 0.12
ナイアシン 0.7 1.4
ビタミンB6 0.38 1.04
ビタミン B12 μg (0) (0)
葉 酸 26 34
パントテン酸 mg 0.44 1.13
ビオチン μg 1.4 -
ビタミンC mg 16 Tr

◆バナナ 基準窒素 1 g 当たりのアミノ酸成分

 下の表は日本食品標準成分表2020年版(八訂) アミノ酸成分表に掲載されているバナナに含まれているアミノ酸の一覧です。

アミノ酸(mg/g基準窒素)
イソロイシン 200 チロシン 52 アラニン 230
ロイシン 400 スレオニン 200 アスパラギン酸 570
リジン 290 トリプトファン 59 グルタミン酸 690
メチオニン 79 バリン 280 グリシン 240
シスチン 87 ヒスチジン 470 プロリン 220
フェニルアラニン 200 アルギニン 260 セリン 240
日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010より

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