●バナナ の分類と特徴

◆プランテインの分類と名称

分類:ショウガ目 > バショウ科 > バショウ属

学名: M. × paradisiaca L. 、M. acuminata × M. balbisiana 

英名:Plantain 仏名:Plantain

和名:調理用バナナ

別名:クッキングバナナ、料理バナナ

●プランテインは調理用バナナの総称

プランテイン/Plantain/クラレ/ツンドク<調理用バナナ

 日本ではバナナと言えば一般的に甘く、フルーツの一つとして認識されていますが、産地では様々な品種があり、食事の素材として調理されるタイプのものもあります。そういった調理用バナナの品種群はプランテイン(Plantain)と呼ばれ、甘いバナナと別の分類に分けています。厳密な区分けはあいまいで、地域になどによって違いがあったりもするようですが、日本においては、甘味が少なく、調理用バナナと呼ばれるものの総称として用いられています。

 そういったプランテインにもいくつか品種がありますが、今回入手したものは「クラレ」という品種でした。

クッキングバナナ(調理用バナナ)の主な品種

サババナナ

サババナナ

 ’Saba’ Saba sub-group ABB

 フィリピンの名物料理として知られるバナナキューやトゥロンに使われる主に調理向けのバナナ。

カルダババナナ

カルダババナナ

 'Cardava' Saba sub-group ABB

 サバ種と同じように主に調理用に使われるバナナでバナナチップスの原料にも使われています。追熟すると生でも美味しい。

プランテイン

プランテイン(クラレ)

M. × paradisiaca L. AAB

 主に調理用とされる品種で、でんぷん質が多く含まれ、熱帯地方では主食として食べられているところもある。

●プランテインが主食になっている地域も

 プランテインは、日本ではまだまだ見かけることも少ないですが、熱帯アフリカやアンデス地方などでは一年を通して安定して収穫できるということもあって、主食として扱われているほどメジャーな食材です。そのほか東南アジアなどでも沢山作られています。

●プランテインの特徴

 形や外見は品種によって違いがあり、今回入手したクラレという品種は一般的なバナナと同じ様な形ですが、少し長く、先の部分が細く長くなっているのが特徴で、ツンドクという品種も同じような形をしています。この他にもずんぐりした形の品種などもあります。

プランテイン/Plantain/クラレ/ツンドク<調理用バナナ

 未熟な青いものは皮を手で剥くことが出来ないくらい固く、果肉も芋のようにカチカチです。皮が黄色くなるくらい熟したものでも皮はやや固く剥きにくい感じで、ナイフでスーッと端から端まで切り込みを入れると剥きやすいです。

 果肉は固く締まっていて、少し黄色い色をしていて、そのまま生で食べてみると甘味はかすかに・・・と言うくらいしか無く、モソモソした食感で美味しいとはお世辞にも言えません。これは、一般的なバナナに比べ、甘い糖類が少ない上に芋のようにデンプンが多く含まれているからです。

■プランテインの主な産地と旬

●主な産地と生産量

 熱帯アフリカやアンデス、東南アジアなど赤道直下の地域で盛んに着くられています。国内にはドールなどからフィリッピン産の物が入ってきています。

●プランテインの収穫時期と旬

プランテインは現地で通年収穫され出荷されています。

旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
プランテイン                        

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