●あいこまちとは

 「あいこまち」は農研機構が「クイックスイート」に「関系107」を交配し育成した、食味が良く調理後の黒変が少なく、糖度が高いのでイモ菓子類への加工にも適したサツマイモです。

◆あいこまちの来歴

 アイコマチは農研機構がでん粉の糊化温度が低く蒸しいもの糖度が高い「クイックスイート」を母、多収で条溝がなく立枯病、サツマイモネコブセンチュウに強い「関系107」を父として交配し選抜育成した品種です。2012(平成24)年に登録出願、2014(平成26)年に品種登録されています。

◆あいこまちの特徴

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 育成した農研機構によると、「あいこまち」の食味は「ベニアズマ」並みに優れ、調理後の黒変が少なく、糖度が高いのでいも菓子類への加工にも適しているとの事。また、いもの条溝がなく、外観が良い。サツマイモネコブセンチュウと黒斑病に強く、つる割病と立枯病に中程度の抵抗性を持っているとの事です。

◆品種登録データベースに記載されている「あいこまち」の特性

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 品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----------

 いもの形状(1)は紡錘形、

 いもの皮色(基本色)は赤、いもの皮色(補助色)は紫、いもの皮色(濃淡)は濃、いもの皮色(分布)は均一、

 いもの肉色は淡黄、

 いもの暈の多少は無、不和合群はA群、露地開花性は無、1株当たり上いも個数はやや多、a当たり上いも重はやや多、

 カロテンの多少は無、

 ネコブセンチュウ抵抗性は強である。------------。』 以上抜粋。

◆あいこまちを焼いてみた

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 今回入手した物を180度で1時間ほどかけてじっくり焼き上げてみました。
 食べた感じは、ホクホク系としっとり系の中間くらいで、かなり甘味が強く感じられ、焼き芋にしても美味しい芋だと思いました。

 焼き上がりの肉色もよく、変色もしにくいという事で、スイートポテトや芋羊羹の原料にも適しているようです。