紅あずま(ベニアズマ):サツマイモの品種
■紅あずま(ベニアズマ)とは
●紅あずま(ベニアズマ)
紅あずまは九州農業試験場(鹿児島県指宿市)において、「関東859」に「コガネセンガン」を交配し、農業研究センター(千葉県四街道市)にて選抜、育成された固定品種で、1985年に品種登録されました。育成権は2000年にすでに消滅しています。
西の高系14号に対し東のベニアズマと言われるように、ベニアズマは茨城県や千葉県など主に関東で多く作られています。
●紅あずま(ベニアズマ)の特徴
紅あずまは関東で人気の品種です。皮の色は少し紫がかった濃い赤色で、果肉の色が黄色く粉質で、繊維質が少なく、蒸したり焼くとホクホクとネットリの中間タイプのサツマイモです。

焼き芋にした時は、果肉の色が黄色く、見た目からとても美味しそうに見え、甘味もあり、人気があることが頷けます。

●紅あずま(ベニアズマ)の収穫期と食べ頃の旬
紅あずまの収穫時期は、早いところで9月上旬頃からはじまり、10月に入って最盛期となり11月中旬頃までとなります。2ヶ月ほど貯蔵したほうがデンプンが糖質に変わり甘みが出て美味しくなるので、食べ頃の旬は12月から2月ごろまでとなります。
なお、紅あずまは貯蔵性はあまり良くなく、旬を過ぎるとあまり出回らなくなります。
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