デリカータ・スカッシュ(Delicata Squash)を使った詰め物料理2品の作り方とレシピを写真と共に紹介します。デリカータ・スカッシュはサイズ的に半分に切ってローストし、器として詰め物をするのにちょうどよいサイズです。今回はもち麦などの雑穀とりんごやセロリを合わせた物と、牛肉の炒め物を詰めています。
●デリカータ・スカッシュの下ごしらえ
ここで紹介する2品はいずれもローストしたデリカータ・スカッシュを器としても使います。フィリング(詰め物)以外途中までの工程は同じです。
◆デリカータ・スカッシュを半分に切りワタをくり抜く
デリカータ・スカッシュを縦半分に切る。上下ともに器として使いたいので、切る時に左右に偏らないように注意しながら丁度半分に切ります。
中の種子やワタの部分をスプーンなどでくり抜くように取り除きます。
◆オーブンでローストする
次にデリカータ・スカッシュの断面と内側にオリーブ油を塗り、断面を下にして天板に並べ、200~220度のオーブンで20分焼きます。
詰め物1の場合は、デリカータスカッシュを裏返して、更に10分程焼きます。詰めもの2の場合は、詰め物をしてからもう一度焼くので、ここまでとなります。
カボチャを焼いている間に、それぞれのフィリングを用意します。
●ローストして詰め物をしたデリカータ・スカッシュ(Roasted Stuffed Delicata Squash)1 雑穀とりんご、セロリ、くるみ
ローストしたデリカータ・スカッシュにもち麦ミックスやくるみ、セロリ、りんごを詰めた料理です。
◆材料
デリカータ・スカッシュ 半割2個
もち麦ミックス(写真のもの)1pc
くるみ 少量
セロリ 細い茎 1本
リンゴ(ロキット) 1個
生のオレガノ 適量
塩、胡椒、オリーブ油
※今回はロキットという小さなりんごを1個使ったのですが、一般的なサイズのりんごであれば1/4個で十分です。
もち麦ミックスはパックから出してそのままサラダなどで食べられるという便利な食品です。
◆調理
フライパンにオリーブ油を垂らし、くるみを炒めます。くるみが香ばしくなってきたらもち麦ミックスと刻んだセロリを加えて塩胡椒をふり、さらに軽く炒めます。
炒めたら火を止め、小さくスライスしたリンゴを加え、よく混ぜておきます。
両面ローストしたデリカータ・スカッシュの果肉面に塩胡椒を軽く降り、先のフィリングを詰めます。この時、具材を少しずつ詰め、カボチャの果肉と馴染むように軽く押さえつけながらこんもりと詰めます。
余ったフィリングはまわりに散らしておき、オレガノの枝をあしらって出来上がりです。
デリカータ・スカッシュはネットリとした肉質でとても甘く、くるみとの相性がとてもいいです。また、プチプチとしたもち麦の食感も合い、りんごの酸味がカボチャの甘さに対して良い感じに相乗効果をもたらしてくれます。
●ローストして詰め物をしたデリカータ・スカッシュ(Roasted Stuffed Delicata Squash)2 牛肉と豆、タマネギ、セロリ、干しイチジク、シメジ
ローストしたデリカータ・スカッシュに牛肉、タマネギ、セロリ、しめじ、和豆ミックス、ドライイチジクを詰めてローストした料理。
◆材料
デリカータ・スカッシュ 半割2個
牛肉(ステーキ用) 100g
和豆ミックス(写真のもの) 1pc
刻んだタマネギ 少量
しめじ 少量
セロリ 細い茎 1本
生のローズマリー 適量
塩、胡椒、オリーブ油
和豆ミックスはパックから出してそのままサラダなどで食べられるという便利な食品です。
◆調理
牛肉は小さく切って塩胡椒を振り、オリーブ油を敷いたフライパンで焼き色が付くように強火で炒めます。焼き色が付いたら刻んだタマネギとしめじを加え更に炒め、タマネギがしんなりしたら豆とセロリ、小さく切ったドライイチジクを加えて軽く炒め合わせます。
片面ローストしたデリカータ・スカッシュの果肉面に塩胡椒を振り、先に炒め合わせたフィリングを詰めます。この時、具材を少しずつ詰め、カボチャの果肉と馴染むように軽く押さえつけながらこんもりと詰めます。
ローズまりをのせて、再び250度のオーブンで10分程焼いて出来上がりです。。
肉とカボチャの甘味がよく合います。肉にはしっかりと塩を効かせておくのがポイントです。豆の食感やシメジ、ドライイチジクなど色々な味わいがカボチャのネットリと甘い果肉でまとめ上げられる感じです。
スタッフド・デリカータ・スカッシュ(デリカータかぼちゃの詰め物料理)は意外に手がかからず、詰め物もお好みで色々とアレンジができるので、もし手に入ったら是非ご家庭でもチャレンジしてみてください。