●パプリカの概要と特徴
◆パプリカとは
分類: ナス目 > ナス科 > トウガラシ属 > トウガラシ(種) > トウガラシ栽培品種
学名:Capsicum annuum var. grossum
英名:BellPepper 仏名:Poivron
和名:ピーマンまたはパプリカ
別名:ベル型ピーマン
パプリカはピーマンの一種で、ナス科トウガラシ属の果菜です。スーパーなどでも見かける獅子唐辛子などと同じ唐辛子の仲間です。唐辛子には、ピーマンやパプリカのように辛みを感じず、ふっくらとした形をしたグループと、獅子唐辛子や万願寺とうがらしなどのように、形は唐辛子でもそれほど辛くないという甘唐辛子の仲間とそして辛い唐辛子のグループがあります。
ここでは、パプリカ/ベル型ピーマンについて紹介します。
●パプリカの味
パプリカは甘みがあり、苦味があまり感じられません。
皮を剥く時は、直火で炙り、表面を真っ黒に焦がして流水で焦げた皮をはがしていきます。そうすることでより甘味が増します。
肉厚なので、ピクルスやピューレ状にしてムースを作ったりする事も出来ます。パプリカだからこそできる「赤ピーマンのムース」です。
香辛料の赤いパウダー状の「パプリカ」もこのパプリカが原料となっています。
●パプリカの色々
パプリカは本来ハンガリーから輸入されていた赤く平たいもので、今一般に出回っているパプリカといわれているものはヨーロッパでつくられたベル型ピーマンと言われる物です。しかし、今ではどちらもパプリカで通っています。また、ベル型ピーマンにはいろいろな色があり、赤、黄色をはじめオレンジや緑いろの物もあります。
その他ピーマンとパプリカの中間的な感じの物だと紫や黒、白色などもあります。また、ミニパプリカという名前が付けられている可愛い小粒の物もあります。
■パプリカの産地と旬
●パプリカの全国生産量ランキング
パプリカは約8割が外国から輸入されています。その大半は韓国で、オランダやニュージーランドからも輸入されています。
上の表は国がまとめた2020年産の国内収穫量です。これで見ると、沢山作っているのは宮城県、茨城県、大分県となっています。
●パプリカの出回り時期
パプリカは韓国やオランダなどから輸入されている物がほとんどで、通年安定して流通しています。
国産の物もハウス栽培が多く、流通している期間は長いですが、露地物の収穫時期はピーマンと同じで、6月から9月ごろにかけてが最も多くなります。
●パプリカの旬は
パプリカもピーマンと同じく露地栽培での収穫時期は6月~9月頃で、その夏の時期が最も安く沢山出回る美味しい旬の時期となります。
パプリカ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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国産 | ||||||||||||
輸入 |