●青大根とは

 青大根は中国原産の品種で、20cmほどの長さの円筒形で表皮や肉色が緑色の大根です。一般的な大根に比べビタミンCやカロテンが多く含まれていると言われ、ビタミン大根とも呼ばれています。辛味が少なくほんのり甘味もあるのでサラダなど生食に向いています。

◆青大根の来歴

 アオダイコンは中国原産のダイコンで、長江青長大根やコーチン、青長大根、ビタミン大根などの名称でいろいろな種苗会社から種が販売されています。固定種なので、一度栽培し、採種すると次の年も同じように栽培することができます。

◆青大根の特徴

青大根(アオダイコン)

 青大根は大きさが20~30cm程の小降りの大根で、首から先近くまで同じくらいの太さになる総太り傾向にあります。地中に伸びる根の部分が短く、地上に出ている部分が多いこともあって胴の部分まで緑色をしており、その色は表皮だけでなく、中の果肉も薄い緑色をしているのが特徴です。一般的な白い大根と比べビタミン類を多く含むことからビタミン大根と呼ばれるています。

青大根 ビタミン大根n

●味と食べ方

 青大根は加熱する料理よりも生食向きの大根で、スティックサラダやスライスして盛りつけたりするとパリッとした食感が活きて美味しいです。辛味は少なく、ほんのりと甘みを感じます。塩もみや浅漬けなど漬物にも向いています。沢庵にしても緑が残るので、一風変わった沢庵に仕上がります。

青大根や紅しぐれ大根の細切りサラダ

 また、大根おろしにしても美味しいですが、辛味が少ないので用途を選ぶ必要があります。

青大根 ビタミン大根n

●家庭菜園でも

 青大根はあまり地中深くに根を伸ばさないのでプランターでも栽培しやすい大根です。葉も多くなく、比較的詰めて植えても成長しやすい品種とされています。

青大根の種子お取り寄せ 青大根の種子お取り寄せ青大根の種子お取り寄せ