パイナップル / パインアップル:概要や品種と産地や旬

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●パイナップルの概要と主な品種

◆パイナップルとは

分類:イネ目 > パイナップル科 > アナナス属

学名:Ananas comosus (L.) Merr. (1917)

英名:Pineapple 仏名:Ananas

和名:パイナップル、鳳梨

別名:パインアップル、パイン

ゴールデンパイン

 パイナップルはブラジルが原産とされるアナナス属の果物で、亜熱帯から熱帯地方で育ちます。もともとパイナップル PineappleはPine(松)になるりんご(Apple)という意味で松ぼっくりを指す言葉だったようです。その後、それとよく似た形をしたこのパイナップルがまさに松ぼっくりのような形をしていて、リンゴのような甘酸っぱい味わいという事で、こちらの名詞にとってかわったとされています。

 一方フランス語名の由来は、植物学名Ananasで、外見が亀の甲羅のように見えるところからそう名付けられたそうです。

●「パインの日」と「パイナップルの日」

 「パインの日」=8月1日

 平成2年に沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会(平成10年に解散)によって沖縄での『パインの生産の最盛期である8月を「パイン消費拡大月間」とし、パインの語呂と8月のスタートの意味から8月1日を「パインの日」とする。』として制定されたものです。

 「パイナップルの日」=8月17日

 株式会社ドールが自社のパイナップルを広めるために制定した物で、パ=8、イ=1、ナ=7、っプルの語呂を合わせ8月17日となっています。

■パイナップルの品種 国内産

ホワイトココ(沖濃P19)

ホワイトココ(沖濃P19)

 沖縄農業研究センター名護支所において「ゆがふ」に「ソフトタッチ」を交配し育成された、果肉が白く糖度16度以上でココナツのような香りが特徴のパイナップル新品種です。

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ゴールドバレル/タダオゴールド

 沖縄県が「クリームパイン」に「McGregor ST‐1」を交配し育成した高糖低酸の食味が優れるパイナップル。

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ジュリオスター

ジュリオスター

 沖縄農業研究センター名護支所において「N67-10」に「クリームパイン」を交配し育成された大果で7月下旬に成熟する早生品種のパイナップルです。あまり市場に出回らない希少品種となっています。

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サンドルチェ/沖農P17

サンドルチェ/沖農P17

 沖縄県が「ゆがふ」と「サマーゴールド」を交配し15年の歳月をかけ育成した高糖度のパイナップル。「サンドルチェ」は商標で、正式な品種名は「沖農P17」です。

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ピーチパイン/ソフトタッチ

ピーチパイン/ソフトタッチ

 沖縄などで作られているもので、正式名称は「ソフトタッチ」と言う品種です。

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スナックパイン/ボゴール

スナックパイン/ボゴール

 正式にはボゴールパインと言う品種で、手でちぎって食べられるのが特徴です。

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ハワイ種/N67-10/スムースカイエン

ハワイ種 沖縄産パイナップル

 米国ハワイから導入された在来種の中から選抜育成された品種です。

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■パイナップルの品種 輸入品種

スウィーティオ パイナップル

スウィーティオ パイナップル

 ドールが開発した品種。これは酸味が少なく甘さを感じるタイプです。

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スウィーティオ パイナップル ゴールド

スウィーティオ パイナップル ゴールド

 ドールが開発した品種。スウィーティオパイナップルよりも、 熟成期間を7~10日間長くすることにより、果皮カラーがさらに黄色くなったもので、酸味が少なくしっかり甘さを感じるタイプです。

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ゴールデンパイン

ゴールデンパイン

 デルモンテが開発した品種で、「デルモンテ・ゴールド」ともいいます。甘くて香りが強く美味しいですね。頭の葉が上の方に伸びているのが特徴です。従来のものより甘味が強く、酸味は穏やか。独特の甘い香りと黄色みの濃い果肉で、繊維質、ビタミンCも多く含まれています。トップの画像がデルモンテのゴールデンパインです。


ハニーグロウ

 デルモンテの高品質ブランド デルモンテ・ゴールドエクストラスイートパイナップル。これは酸味が少なく甘さを感じるタイプで、ゴールドより一層甘味が強いパイナップルです。

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キャンディーナ・パイン

キャンディーナ・パイン

 ファーマインドのブランド 甘蜜系と表記はされていますが・・。

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台湾産パイン

台湾産完熟パイン/台農17号<パイナップル

 台湾から輸入されている完熟パイン。主に台湾17号という品種が用いられています。

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■パイナップルの主な産地と旬

●主な産地

 世界では主にタイをはじめブラジル、コスタリカ、フィリピンなどで作られており、国内への輸入量は平成25年でみると18万1,182 トンで、そのうちの99%以上がフィリピンからの輸入となっています。(神戸税関調査部調査統計課資料より)

 国内では、沖縄県と鹿児島県で少量生産されていだけです。平成25年産の沖縄での栽培面積は以下の通りとなっています。また、沖縄県の平成26年産の収穫量は7,130t、出荷量は6,969t(農林水産省 大臣官房統計部発表より)となっています。鹿児島県での生産量は平成25年産で見ると10.4tとなっています。

沖縄県のパイナップル栽培面積
品種 N67-10 ピーチパイン ゴールドバレル ボゴール
栽培面積(ha) 313.7 73.1 4.6 110.6
平成25年産特産果樹生産動態等調査より

●パイナップルの旬の時期とカレンダー

 パイナップルは通年安定して輸入されているので旬は無いと言えますが、国産にこだわるのであれば、沖縄本島や石垣島の収穫時期は、石垣島で4月下旬~7月下旬、沖縄本島で5月中旬~8月初旬頃となっており、沖縄産のパイナップルは初夏から夏が旬といえます。

旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
輸入物                        
台湾産                        
国産パイナップル                        
国産スナックパイン                        
国産ピーチパイン                        

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