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マコモダケ(真菰筍・マコモタケ):特徴と旬の時期や主な産地

 

●マコモダケ(真菰筍・マコモタケ)とは

◆イネ科マコモ属

マコモダケはマコモの根元に出来る肥大した茎の部分を指します。このマコモはイネ科マコモ属の多年草で別名「ハナガツミ」とも呼ばれ、東アジアや東南アジアに広く分布し、日本でも全国の河川や湖沼の水辺に群生しているのを見られます。

マコモはさながら巨大なイネといった様子で、草丈は2m前後にも成ります。中国をはじめ、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアなど東南アジア諸国で古くから食用や薬用として身近な植物で、日本でも「古事記」や「万葉集」などにもその名前が出ているそうです。

北アメリカ大陸では、インディアンが古くから近縁種のアメリカマコモの種を食べる習慣をもち、この種=穀物をワイルドライスと呼び、今でも各地で栽培されています。

◆黒穂菌とマコモダケ

このマコモには黒穂菌(くろぼきん)が寄生しやすく、感染しているマコモは夏を過ぎると、寄生した黒穂菌の影響で根元の部分の茎が肥大してきます。その膨らんで太くなった茎の部分を「マコモダケ」と呼びます。

この黒穂菌の胞子は成熟すると墨のように真っ黒で、かつてはマコモダケから採取した黒穂菌の胞子を「マコモズミ」と呼び、お歯黒や眉墨、漆器の顔料などに用いられてきた歴史もあります。

黒穂菌の胞子「マコモズミ」が出てきたものマコモダケはクセがほとんどなく、柔らかい筍のような歯ざわりがあり、ほのかな甘味とかすかにとうもろこしのような香りがします。中国料理ではよく使われている食材の1つです。

収穫次期が遅れると、このマコモダケの中で黒穂菌が成熟し、胞子を作り始めます。そうなると中に黒い斑点がどんどん増え、見た目だけでなく食味も落ちてしまいます。

◆近年各地で栽培に向けた動きが

マコモダケはその食感や食味が非常にいい割にまだまだ知られていない食材です。マコモ自体は全国に沢山雑草として生えているのに、ある意味不思議ですよね。そこで近年、このマコモダケを営農栽培し特産にしていこうという動きが各地で見られるようになりました。まだまだスーパーなどでは見かけませんが近い将来他の野菜と同じように並ぶ存在になることでしょう。

●マコモダケの特産化に取り組んでいる主な地域

◆三重県三重郡菰野町

三重県三重郡菰野町では平成15年(2003年)頃からマコモダケの栽培への取り組みが始まり、今では国内随一の生産量を作るまでになっています。今年2012年10月には「第7回マコモサミット」が開催されている。

◆石川県河北郡津幡町

石川県河北郡津幡町は平成9年(1997年)度に有志8人、面積30aでマコモタケの種苗育成を兼ねた栽培を開始 町の特産品として栽培に力を入れている。

◆そのほかの地域でも

長野県長野市豊野町  平成12年から

佐賀県伊万里市や三養基郡基山町、鳥栖市など

山形県東根市 長瀞マコモダケ生産組合

滋賀県彦根市 新開館 など

その他各地で始まっています。

●マコモダケ(真菰筍・マコモタケ)の旬は

◆収穫期間が短い

マコモダケは地方や定植次期にもよりますが、おおむね9月中旬〜11月の間の約1ヶ月間ほどしかありません。美味しく食べられる旬の時期は9月下旬頃から10月中旬頃といえます。

品種
9月
10月
11月
12月
マコモダケ                        

 

マコモダケの選び方と保存方法や食べ方はこちら →

マコモダケの栄養価と効用はこちら →

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