あまえん坊 < スイートコーン
●あまえん坊とは
◆(株)トーホクが開発したF1黄粒種
あまえん坊は株式会社トーホクが作り出した中早生の黄粒F1(一代雑種)品種で「トーホク交配」ブランドで種を販売しています。
F1品種なので、栽培して採種し、それを翌年蒔いても安定した同じスイートコーンは作れません。
◆あまえん坊の特徴
あまえん坊はイエロー品種なので粒は全て明るい黄色。粒列は16~18列で粒の皮が柔らかく、甘さ食味に優れたスイートコーンとされています。
また、先端の稔実の良いのも特徴とされています。
◆実際に食べてみたあまえん坊の食味
今回入手したものは栃木県下野市産のもので。写真の通り穂先までびっしりと実が付いていました。
生のまま粒を食べてみると少し皮が口に残る感じですが甘味がしっかりとあり生でも食べられなくはないなという感じでした。
塩を加えずに茹で、塩水に浸したものは実がふっくらと仕上がり、とてもジューシーでかじると汁が滴るほどで、皮も柔らかくなり口の中に甘味が広がってとても美味しいものでした。
甘さを含め味的にはこれまで食べた「味来」や「ゴールドラッシュ」より濃く感じました。もちろん、これは作られた土壌や気候、作り方などによって同じ品種でもかなり差があるので、あくまでも私が食べたものの中ではという一感想です。
●主な産地と旬
◆主な産地と生産量
あまえん坊の種は主な種苗販売会社から購入することができ、栽培適地もほぼ全国どこでも可能なようです。
◆あまえん坊の収穫時期と旬
市場には暖地で栽培・収穫されたハウス物が5月上旬ごろからが出始め、冷涼地の収穫が終わる9月下旬頃まで出回ります。味、価格的にみて食べごろの旬は7月から8月にかけての夏です。
●あまえん坊の写真ギャラリー
撮影機材: CANON EOS 5DⅣ , EF24-70mm F4L IS USM
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。
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