味来/みらい/ミライ<スイートコーンの品種
●味来(みらい)とは
◆黄粒種の中でもフルーツコーンと呼ばれるタイプ
味来(みらい)はアメリカで品種改良され生まれた品種で、1990年代後半に日本に導入され、2000年頃からその食感やずば抜けた甘さで一躍有名になったスイートコーンです。「味来390」の他に「味来14」中早生タイプの「味来7000」、「味来早生130」などいくつかの品種があります。
現在日本ではフルーツコーンと呼ばれる、粒の皮が薄く、果肉が軟らかく甘くジューシーで、新鮮なものは生でも食べられるとされるタイプが人気となっていますが、この味来はそのパイオニア的な存在で、ミラクルスイートコーンとも表現されています。
◆味来(みらい)の特徴
味来は他の一般的なスイートコーンに比べるとやや小ぶりで、粒の色がすべて黄色い黄粒種にあたります。
最大の特徴はその粒の食味で、収穫した翌日でも表面の皮がとても柔らかく、そして果肉はとてもジューシーで生のまま食べる事ができます。また、その果肉はとても甘く、かじると果汁が滴り落ち、まるで果物にかぶりついているような印象を受けます。
また、先まで実が充実しやすい傾向もあるようです。
◆味来を実際に食べてみた食味
今回入手した味来は埼玉県JAはんざわの物で、LLサイズです。実が先までびっしりと詰まっていて、生のままかじると歯さきが心地よく果肉に食い込む感じで、果汁がぼたぼたと滴り落ちてきました。甘さは申し分ありません。
今回は茹でずに蒸すことにしました。沸騰させている鍋で5分間蒸しました。このスイートコーンはあまり長時間加熱しない方が美味しく食べられます。
蒸すと生の時以上に果汁がほとばしり、甘さも増していました。
◆主な産地と生産量
基本的には全国で栽培されています。中でも埼玉県のJAはんざわは有名ですね。また、茨城県結城市では「夏祭り」という商標で出荷しています。
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