●とうがらし(唐辛子/トウガラシ)の選び方と保存方法
◆生のトウガラシを選ぶ場合
全体にしっかりと色づき、表面に艶があるもので、軸の切り口がまだ新しく、茶色く変色したり干からびたりしていないか確かめます。
◆要冷蔵
生のトウガラシは、乾燥しないように袋に入れ、冷蔵庫の野菜庫に入れておきます。1週間ほどは持ちますが、早めに調理や加工をしましょう。
◆乾燥させて保存
鷹の爪などは市販されているもののように、乾燥させておくと長期間保存が利きます。乾燥させ方は、枝付きの物は枝ごと天日に干すだけです。カラカラになれば出来上がり。ただし、ハラペーニョなど青いトウガラシは乾燥に向いていません。
●とうがらし(唐辛子/トウガラシ)の食べ方
◆香辛料として
通常は料理に辛味を付けたいときに香辛料として調理過程で少量加えます。イタリア料理のアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ (aglio olio e peperoncino) やタイ料理のトムヤムクンをはじめ、日本の漬物やピクルス等にも入れます。また、一味や七味のように、食べる際に振りかけて香りを楽しむ事も出来ます。加工されたものでは、タバスコなど様々なペッパーソースがあります。
◆加熱すると辛さは強くなる?弱くなる?
通常鷹の爪など赤唐辛子は加熱すると辛さが倍増するのはご存知でしょうか?それに対して青唐辛子は加熱すると辛さが和らぎ、ほんのりと甘みを感じるように成ります。とは言っても、辛さがすっかり消える訳ではないので注意してくださいね。
◆トウガラシの辛い部分
トウガラシの辛さは、中の白い胎座の部分に集中しているので、その部分を種と共に取り除くと思いのほか辛さが和らぎます。そうしたものを細かく刻んでサルサなどにして食べると美味しいです。
◆ピクルス
トウガラシは酢との相性が良いので、よくピクルスにされる事が多いです。出来たピクルスはそのまま食べても良いし、刻んでサラダに散らしでドレッシングと共に食べても美味しいです。また、細かく刻んだものを肉料理や魚料理に添えて一緒に食べても美味しいですよ。
◆激辛トマトソース
◆ピカンテ・オイル
イタリア料理に用いられる辛いオイルの事をピカンテ・オイルと呼びます。これの作り方は簡単で、一言で言えば唐辛子をオイルに漬け込んでおくだけです。
通常は鷹の爪に似た赤く小さな唐辛子を使いますが、鷹の爪や他の乾燥させた唐辛子でも作れます。唐辛子と一緒に、ニンニクを入れるとより美味しいものが出来ますよ。
作り方は、エキストラ・バージン・オリーブオイル200ccにニンニクをひとかけ入れて加熱し、ニンニクの香りが出てきたら火を止めて荒熱をとり、そこに唐辛子を投入します。唐辛子は、辛いのが好きな人は種ごと入れ、さらに少し加熱する事でより辛くなります。香り重視の方は開いて種を取り除いたものを投入し、再過熱はしません。
次にそれをミキサーにかけて瓶などに移し寝かせます。1週間から10日ほどで香りが十分にオイルに染み出し、美味しい状態になります。
◆トウガラシを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのトウガラシを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | E・recipes |
レシピブログ | 楽天レシピ |