●ハラペーニョ(ハラペノ)とは

◆トウガラシ種 (英) jalapeno pepper

 ハラペーニョはハラペノとも呼ばれるメキシコの辛い青唐辛子で、辛さは激辛ではなく中くらいの2500~8000スコビルと言われています。メキシコのベラクルスが発祥とされ、その地名ハラパ(Xalapa)が名前の由来になっています。有名ですね。緑色のタバスコの原料にもなっています。

 通常は青唐辛子として収穫・利用されますが、熟すと綺麗に赤く染まり、辛さも増すとの事です。

◆辛くない「こどもピーマン」の親

こどもピーマン

 タキイ種苗から種や苗が販売され、辛くなくピーマンが嫌いな子供でも食べられるピーマンとして知られる、「こどもピーマン ピー太郎」(写真のもの)は、このハラペーニョが元になっています。不思議ですよね、辛いトウガラシから甘いピーマンがうまれるなんて。スーパーなどでも見かけるようになりましたが、やっぱり見た目はハラペーニョにそっくりです。

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◆メキシコの代表的なトウガラシ

ハラペーニョはメキシコのトウガラシとして知られ、そこが主な生産地となっています。サルサソースに欠かせない唐辛子として知られていますね。

ハラペーニョ jalapeno

国内でも各地で生産されていますが、生産量は多くはありません。

●ハラペーニョの特徴や食べ方

ハラペーニョ jalapeno

◆ハラペーニョの特徴

ハラペーニョ jalapeno

 ハラペーニョの果実(とうがらし部分)は品種によって多少幅がありますが、一般的なものは直径約3cm、長さ6〜8cmほどです。

 通常青いうちに若取りされ、表皮は艶のあるやや濃い緑色で肉厚です。完熟すると赤く着色します。

◆ハラペーニョの主な用途

 やや肉厚などでピクルスにすると美味しいです。また、ハラペーニョ・ポッパーと呼ばれる、中にチーズの詰め物をしてフリットにしたものも有名です。

 トウガラシの辛さは、中の白い胎座の部分に集中しているので、その部分を種と共に取り除くと思いのほか辛さが和らぎます。そうしたものを細かく刻んでサルサなどにして食べると美味しいです。

ハラペーニョ jalapeno

◆ハラペーニョを使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトのハラペーニョを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

●ハラペーニョの栽培サイクルと収穫時期

◆種まきと育成

 ハラペーニョの種まきは4月から6月で、気温が安定して20度を超える時期にポットに撒くと発芽しやすいです。また、しっかりと種を土に埋めるようにしてください。

 発芽後、ある程度苗が育ったら圃場かプランターなどに定植します。

 種子からが不安な方や、早い時期に定植したい方は種苗会社が販売している苗を購入するのも一つの手です。出来れば5月上旬には定植することをお勧めします。

◆ハラペーニョの収穫時期と旬

ハラペーニョ jalapeno

 ハラペーニョの収穫軸は品種によって多少前後数るようですが、一般的には定植してから3か月前後から収穫ができるようになります。10月一杯くらいまでは収穫できるので、少しでも長く収穫できるように逆算して苗の植え付けをしましょう。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハラペーニョ         定植