海ぶどう/クビレズタの選び方や保存方法と食べ方

海ぶどう/クビレズタ

 海ぶどう/クビレズタの目利き、選ぶ時のポイントから保存方法、茹で方など下拵えの方法や美味しい食べ方、主な料理とそのレシピなどを沢山の写真と共に紹介します。

●海ぶどうの選び方

◆房が充実し、びっしりと付いているもの

 海ぶどうは何と言っても房に付いている球状の粒が、食べた時にプチプチと口の中ではじける食感が美味しい食材です。その粒がびっしりと付いているものを選びましょう。

海ぶどう/クビレズタ

◆色が薄い物と濃い物

 海ぶどうは、長時間光に当てない状態に置くと緑が薄くなり白っぽくなってしまいます。でも、それは光合成ができない状態にあったためで、数時間光に当てる事でまた緑に戻ります。なので、色の濃い薄いはそれほど気にしなくても大丈夫です。

◆全体にプリッとした張りがあるものを選ぶ

 長い時間高温や低温においておくと、海ぶどうはしぼんでしまいます。選ぶ時は、全体に張りがあり、プリッとした感じのものを選びましょう。

◆廉価品と上級品

 海ぶどうはパックに入った比較的安く売っているものと、個々に小さな発砲スチロールの箱に入れられている物があります。

海ぶどう/クビレズタ 海ぶどう/クビレズタ

 廉価品は茎の部分が多く、上の写真のように茎から丸い粒が付いている枝がいくつも出ているのですが、この房状の枝が短い物が多く入っています。

 サラダなどで家庭で食べる分にはこれでも十分に楽しむことができます。

 一方、少し値段は高めですが、個々の箱入りのものには、下の写真のように粒が付いた房状の枝だけが詰められています。

海ぶどう/クビレズタ 海ぶどう/クビレズタ

 また、この枝が長く見た目がとても綺麗です。料理の飾り的な使い方をするにはこうしたものが適しています。

●海ぶどう(海葡萄/ウミブドウ)の保存方法

◆保存は常温

 海ぶどうは温度にとても敏感です。絶対に冷蔵庫には入れないで下さい。海ぶどうは生きており、冷蔵庫に入れると低温のためしぼんでしまいます。

◆海ブドウの適温

 海ぶどうが良い状態でいられる適温は15度から28度位までです。それより高くても、低くてもしぼんでしまいます。もししぼんでしまったら、食べる直前に水に浸しておくとある程度戻る場合が多いです。

◆直射日光もやめてね

 海ぶどうを産直などで取り寄せた場合、発砲スチロールなどに入れられてくる事が多いのですが、長く光にあたって無かった為に白っぽくなっている事もあります。そんな時は透明のパックなどに入れ、蛍光灯などの光に2時間から3時間当ててあげると緑が戻ります。直射日光は光が強すぎ、部分的に温度も上がり過ぎるので傷めてしまいます。

●海ぶどうの美味しい食べ方と料理

◆調理のポイント

 海ぶどうは食べる直前に軽く水洗いをします。この時氷水で洗うとより食感がプチプチして美味しくなります。

 基本的には生で食べます。加熱するとしぼんでせっかくの食感が台無しになってしまいます。

 また、ドレッシングや三杯酢など、調味液に浸しておいただけでもしぼんでしまいます。食べる時は「付けながら食べる」素材だと思ってください。

◆海ぶどうのサラダ

 サラダでも美味しいですが、注意しないといけないのは、ドレッシングは食べる直前までかけないでと言う事です。

海ぶどう/クビレズタ

 海ぶどうのプチプチした食感と塩味が良いアクセントになります。

◆海ぶどうの寿司 軍艦

 海ぶどうは刺身のように、醤油や三杯酢等に浸けて食べます。寿司屋では軍艦にしたり、握ってタマゴのように紐ノリで撒いたりします。刺身の付け合わせにも好いですね。

海ぶどう/クビレズタ

◆パスタのトッピング

 海ぶどうをいろいろな料理のトッピングにすると見栄えも良く、食感などのアクセントにもなります。

トマトとバジルのスパゲッティ、海ぶどうトッピング

 写真はフレッシュトマトとジェノベーゼソースのパスタにトッピングしたもの。元の味の邪魔にならず、アクセントになりより美味しくなります。

◆海ぶどうの吸い物

 海ぶどうは澄まし汁に沈めても美味しいですが、すぐに食べないとしぼんでしまうので、別添えで出し、海ブドウを汁に浸しながら食べる用にした方が良いかも知れません。

◆海ぶどうを使った料理をレシピサイトで探す

主な料理レシピサイトの海ぶどうを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ