●春大根(はるだいこん)とは
一般的な大根が夏から秋に種をまき、秋から冬に収穫されるのに対し、初冬から春先にかけて種をまき、春から初夏にかけて収穫される大根を春大根と呼びます。
普通ならとう立ちして花が咲く暖かい時期に収穫するわけですから、とう立ちしにくい晩抽性の品種が用いられます。
◆春大根(はるだいこん)の特徴
春大根は各種苗メーカーから販売されている品種によって多少の差異がありますが、おおむね下記の特徴があります。
〇 形は先が細くなったタイプが多い。
〇 肉質は水分がやや多く、冬大根に比べ辛味が強い傾向がある。

●春大根(はるだいこん)の美味しい食べ方と料理
春大根はみずみずしく辛味があるものが多く、一般的には煮物矢蒸し物など加熱調理するよりも、生のまま食べる料理に適していると言われています。
◆お勧めの料理
春大根のおすすめ料理としては、大根サラダや、細切りや薄くスライスしてツナと和えたもの、酢の物などの和え物、刺身に添えるケン、大根おろしなどがあります。
◆煮物に使えない訳ではない
春大根と言えど大根です。もちろん煮物に使えない訳ではありません。ただ、おでんやふろ吹き大根などにした時に冬大根のような美味しさは期待できないという事です。
味噌汁などにする分には十分美味しく頂けます。
◆春大根(はるだいこん)を使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトの春大根(はるだいこん)を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |
●春大根(はるだいこん)の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
春大根は全国各地で栽培され出荷されていますが、主な産地は千葉県、青森県、長崎県、茨城県などです。

農林水産省がまとめた2021年産の春大根収穫量を見ると全国で200,500トンあり、そのうちの約3割りを千葉県が占めています。
◆春大根(はるだいこん)の収穫時期と旬
春大根は初冬から春先に種をまき、収穫は4月頃から始まります。最盛期は5月から6月にかけてで、この時期が旬となります。それ以降は夏大根と呼ばれる品種が出始めます。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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春大根(はるだいこん) |
◆春大根(はるだいこん)の種子いろいろ
楽天で購入できる春大根の種子
- ▶春大根種子 トップランナー大根 3.5ml【タキイのタネ】【大根タネ】
- ▶【サカタのタネ公式】 ダイコン 強力春大根 野菜 春まき サカタ交配 簡単 初心者向き 育てやすい 美味しい 家庭菜園 栽培 収穫 園芸 大根 だいこん 種子 タネ たね 種 約115粒
- ▶トーホク 春大根 春の都 種 家庭菜園 ダイコンのタネ 野菜 たね 種子
- ▶春ダイコン 種 『輝ひびき』 丸種/小袋(3ml)
●春大根(はるだいこん)の写真ギャラリー
各画像をクリックしていただければ拡大画像がご覧いただけます。
撮影機材: CANON EOS R5 , RF28-70mm F2 L USM
ロゴなし元画像サイズ:約4500万画素 8192X5464pix 350dpi RAWデータあり