●ペイズリー スイカとは
◆ペイズリー スイカの品種紹介
「ペイズリー」は株式会社神田育種農場が開発し種子を販売しているラグビーボール型のスイカF1品種です。
メーカーのカタログには『おいしさと作りやすさ抜群の中玉西瓜 家庭菜園や直売所に最適』と謳われています。
◆ペイズリー スイカの特徴
ペイズリースイカは果実は平均5kgほどの中玉で、果形はラグビーボール型とはなっていますが下方が膨らんだ形のものが多いです。
果皮色は緑で、普通のスイカと同じように暗緑色の縦縞が入っています。
果皮はすいかの大きさに対して薄く、果肉は朱紅色で柔らかく、糖度が12度以上になりやすい品種となっています。
神田育種農場のカタログには以下の通り紹介されています。
『-----
●冷蔵庫に収納しやすいラグビーボール型の長楕円形で、太く不規則な縞が果皮全面を覆います。
●果重は平均で5k程度、家族で食べきるのに適当な中型サイズです。
●果肉は朱紅色で、果肉はやや柔らかく、シャリのある肉質。日持ち性も問題ありません。
●酸味が少なくスイカ特有の香りが強い独特の風味を持つ非常に美味しいスイカです。
●糖度は容易に12度以上になり、条件が良ければメロン並の14度も記録します。
-----』以上、抜粋。
◆実際に食べてみたペイズリー スイカの食味
撮影試食したペイズリースイカは7月28日に山形県のあさあけ農場から届いたものです。
スイカは雫型に近い楕円形で一般的な球形や楕円形のスイカとは随分違う印象を受けます。
切ってみると包丁を入れた時にパリッと心地よい響きがあり、中に空洞もなく綺麗な果肉が詰まっていました。
高さ(果梗の付け根から果頂まで)が34cmほどあり縦長のスイカなので普通のスイカのように縦に串切りにすると結構な長さになります。ただ、直径は20cmほどなので半分に切ると冷蔵庫に入れやすいサイズになります。
食べてみると食感は柔らかめで、強くはありませんがシャリ感もあり、そして甘いです。計った糖度は12~13%足らずでした。皮も薄く、ぎりぎりまで美味しく食べられました。
●ペイズリー スイカの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
ペイズリースイカは大きな産地化はされていないようで、個々の農園が栽培出荷しています。
種子は一般に販売されており、家庭菜園にも向いているようなので全国各地で栽培され直売所などで販売されているようです。
◆ペイズリー スイカの収穫時期と旬
ペイズリースイカの栽培時期はメーカーの説明によると中部地方ではハウス栽培から露地栽培まで適応し、ハウス栽培では冬の1月に種をまき5月中旬から6月上旬にかけて収穫、露地栽培では3月下旬にまき、7月下旬から8月中旬にかけて収穫となっています。栽培する地域の気候によって更に前後幅が出てきます。
直売所などに沢山出回る旬はやはり7~8月上旬にかけてとなります。
品種 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
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ペイズリー スイカ |
< 出 典 >
※ 「ペイズリー」株式会社神田育種農場 種子カタログ p.20
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