■タイ産ナンドクマイ種マンゴーとは?

●別名 ゴールデンマンゴー

 ナンドクマイ種は1993年(平成5年)2月にピムセンダン種、ラッド種 と共にタイ王国からの輸入が解禁された品種で、品種名の「ナンドクマイ」とはタイで「花の雫(しずく)」という意味だそうです。

 日本での流通する際は「ゴールデンマンゴー」又は「イエローマンゴー」「ロイヤルマンゴー」などという別名やブランド名がつけられていた利しましたが近頃は「ナンドクマイ種」という品種名の認知が進んだこともあり、品種名でマハチャノ種などとともに並べられているのをよく見かけます。

タイ産ナンドクマイ種マンゴー

 最近では日本でリンゴなどで行われている袋がけ栽培も取り入れられ、外観が美しいものが多く出回るようになりました。

●買ったらすぐに食べても美味しい状態

 ナンドクマイ種のタイマンゴーは通常日本で販売するまでの輸送時間を逆算して収穫されているようです。なので、追熟はほとんど必要なく、買った時点で美味しく食べられます。また、冷蔵庫に長時間入れておくと定温障害を起こしやすいので、食べる直前まで室温においておき、1~2時間前に冷蔵庫などで冷やすようにした方が良いです。

●未熟で酸味が強いグリーンマンゴーも

ナンドクマイ種 グリーンマンゴー

 ナンドクマイ種を、まだ熟す前の、果実が緑のうちに収穫し、調理用として販売されているものもあります。グリーンマンゴーとも呼ばれるもので、中の肉色がまだ白く、酸味が強いのが特徴で、生のままスナックのように食べたり、サラダや炒め物などで食べます。

 ナンドクマイ種グリーンマンゴーの詳細はこちら →

●ナンドクマイ種タイ産マンゴーの特徴

 ナンドクマイ種は形はフィリピンマンゴーとよく似ています。遠目で見ると見分けが付かないくらいですが、フィリピンマンゴーよりかなり大きく、一個300~350g程あります。

タイ産ナンドクマイ種マンゴー

 先が尖っているのも特徴です。表面の色は黄色から薄い黄色で、果肉はイエローオレンジで繊維質が少なく滑らかな舌触りで、濃厚な甘味が楽しめます。

◆実際に食べてみたナンドクマイ種の食味

 これまで幾度となくナンドクマイ種は食べてきましたが、個人的にはタイマンゴーの中では最も味が安定しているという印象があります。

タイ産ナンドクマイ種マンゴー

 2023年に撮影試食したものは果重300gほどのもので、果実の色はクリーム色のような薄い黄色でした。

タイ産ナンドクマイ種マンゴー

 果肉はマンゴープリンを思わせるようなきめが細かく滑らかな食感で、しっかりとした甘さとそれを引き立てるように控えめな酸味もあってとても美味しいマンゴーでした。計ってみた糖度は18%前後でした。

●ナンドクマイ種の主な産地と旬

◆主な産地と生産量

タイ産ナンドクマイ種マンゴー

 ナンドクマイ種はタイから輸入されている品種です。

 栽培面積や収穫量などの資料がなく不明ですが、タイでは最も人気がある品種のようです。

 袋掛け栽培をする農園が増え、外見がとても綺麗な状態のものが輸入されるようになりました。

◆ナンドクマイ種の収穫時期と旬

 ナンドクマイ種は産地のタイでは11月頃から6月頃にかけて沢山出回ります。日本に輸入されるのは主に3月から5月にかけてです。

 熱帯地方の果物にも旬があるという事ですね。この時期にナンドクマイ種を見かけたら一度食べてみてください。

品種 3月 4月 5月 6月
ナンドクマイ種                        

< 出 典 >

 ※ 「日本でも食べられるタイのフルーツ9種」タイ国政府観光庁日本事務所

ナンドクマイ種タイマンゴー/ゴールデンマンゴー

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