●キオサウェイ種 グリーンマンゴーとは
キオサウェイ種マンゴーはタイで栽培出荷されている、熟しても果皮の色が緑色のグリーンマンゴーの一種で、日本には2016年2月に一定の蒸熱処理を行うことを条件に輸入が解禁された品種の一つです。
英語表記では”KeowSavoy”というものや”Kiew Sa Wei”、”Kiew Savoy”などがみられ、カタカナ表記でも農林水産省では「キオウサウェイ種」となっていたりしますが、これは現地の発音をもとにしたもので、どれが正しいという訳ではありません。
タイから輸入されているマンゴーではマハチャノ種やナンドクマイ種が人気となってきましたが、また新たな品種が加わり認知度が一層高まるのではないでしょうか。まだ当サイトでは紹介できていませんが、輸入が可能となっている品種は他にもチョークアナン種、ピムセンダン種、ナンカンワン種、ラッド種の4種があります。
◆キオサウェイ種の特徴
キオサウェイ種の果実は300~380gほどで大きさ的にはナンドクマイ種と同じくらいです。果形は縦長のしずく型で、あまり扁平せずふっくらとしています。
果皮の色は濃い緑から黄緑色で、熟しても緑色のグリーンマンゴーと呼ばれるタイプになります。
果肉は黄色で、肉質は硬くコリコリとかじるような食感が特徴で、それでいて花のような香りで酸味がなく甘いマンゴーです。ある程度熟すとシャキシャキした食感へと変わっていきます。
◆実際に食べてみたキオサウェイ種の食味
撮影試食したキオサウェイ種は5月初旬に購入したもので、果重300gほどでした。果皮の色は黄緑のものと淡く黄色みが混じった黄緑でした。
いつものように花切りしてみると果肉は硬く、まだ未熟な果実のような印象を受けましたが、食べてみるととても甘く、そして酸味がほぼ全くと言っていいくらいに無く、蜜のような甘いマンゴーでした。
ただ、本種の特徴であるコリコリとした食感ではなく、本種としては熟しすぎているようで少し繊維感がある硬い桃を食べているような感じでした。
計ってみた糖度は21.5%もあり、それは甘く感じる訳です。酸味が苦手な方にお勧めです。
●キオサウェイ種の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
キオサウェイ種はタイから輸入されている品種です。
栽培面積や収穫量などの資料がなく不明ですが、タイでは比較的人気がある品種のようです。
◆キオサウェイ種の収穫時期と旬
キオサウェイ種の収穫は3月から6月にかけてで、日本へ輸入されるのは4月から5月にかけてです。
熱帯地方の果物にも旬があるという事ですね。この時期にキオサウェイ種を見かけたら一度食べてみてください。
品種 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | ||||||||
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キオサウェイ種 |
< 出 典 >
※ 「日本でも食べられるタイのフルーツ9種」タイ国政府観光庁日本事務所
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