■マハチャノ種タイマンゴーとは?
●タイ王国が輸出向けに開発した品種
マハチャノ種はタイ王国からの輸入解禁要請を受け、2006 年(平成18年)11月に輸入が解禁された品種です。
ナンカンワン種から育成された品種で、品種名の「マハチャノ」とはタイで「のこぎり」という意味だそうです。タイ国王が名付けたと言われています。。
●マハチャノ種タイマンゴーは完熟で流通
マハチャノ種のタイマンゴーは基本的には完熟状態でタイから空輸されます。なので、追熟は必要なく、買った時点で美味しく食べられます。また、冷蔵庫に長時間入れておくと定温障害を起こしやすいので、食べる直前まで室温においておき、1~2時間前に冷蔵庫などで冷やすようにした方が良いです。
●マハチャノ種タイマンゴーの特徴
マハチャノ種は全体にゆるいカーブを描いたような形で、大きさは300g~400g程あります。表面の色は部分的に少し赤みを帯びた明るいオレンジ色ですべすべしています。
果肉はイエローオレンジで繊維質が少なく滑らかな舌触りで、甘み酸味とも強くナムドクマイ種よりも濃厚な味わいが楽しめます。また、香りが強いのも特徴となっています。
◆実際に食べてみたマハチャノ種の食味
これまで幾度となくマハチャノマンゴーを食べてきましたが、果皮の色が緑から赤までグラデーションになっているものや、この写真のように全面一様に黄色くなっているものまで差があります。
掲載している写真のものは2023年5月初旬に購入したもので、果重340gほどで、全面黄色くなっているものでした。
果肉は舌触りがなめらかで果汁感も強く、甘さはナンドクマイ種ほどではありませんが、上品で甘味酸味のバランスも良く、マンゴーらしい香りも出ていました。計ってみた糖度は15.4%とマンゴーとしてはそう高くはありませんでした。
●マハチャノ種の主な産地と旬
◆主な産地と生産量
マハチャノ種はタイから輸入されている品種です。
栽培面積や収穫量などの資料がなく不明ですが、タイでは比較的人気がある品種のようです。
◆マハチャノ種の収穫時期と旬
マハチャノ種の収穫盛期は3月から6月にかけてで、日本へ輸入される量が多いのは4月から5月にかけてです。
熱帯地方の果物にも旬があるという事ですね。この時期にマハチャノ種を見かけたら一度食べてみてください。
品種 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | ||||||||
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マハチャノ種 |
< 出 典 >
※ 「日本でも食べられるタイのフルーツ9種」タイ国政府観光庁日本事務所
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