石垣サンゴ/石垣珊瑚<種無しパパイヤ
■石垣珊瑚とは?
●「ワンダーブライト」の自然交雑種

石垣珊瑚は1997(平成9)年に沖縄県石垣市にある農林水産省国際農林水産業研究センター(現独立行政法人国際農林水産業研究センター)において、「ワンダーブライト」の自然交雑した実生を選抜育成されたもので、2007(平成19)年に登録出願、翌2008(平成20)年に品種登録された新しい品種です。
種無しの甘いパパイヤとして、現在沖縄県の石垣島で栽培出荷されています。
●石垣珊瑚の特徴

農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『果実の縦長及び果形指数は中、果形は楕円形、果梗部の形は陥没、果頂部の形はやや突、果皮色は橙、果実表面の粗滑は滑、果肉の色は赤橙、甘味はやや高、香り及び果実の空洞の最大径は中、赤道面の空洞断面の形は星形、種子数は無又は極少である。「サンライズ」と比較して、果形が楕円であること、種子数が少ないこと等で、「ワンダーフレア」と比較して、果肉の香りが強いこと、種子数が少ないこと等で区別性が認められる。』
国際農林水産業研究センターのホームページを見ると、大きさは平均840g、糖度は平均13.8%となっています。
●実際に食べてみて
今回入手したものは伊勢丹で1個1500円でした。大きさは1個が890gと、輸入されている一般的なパパイヤよりも随分大きく、グリーンパパイヤを完熟させたような感じです。
半分に割ると、中には種が無く空洞になっていて、果肉は赤味が強い橙色をしています。香りが、一般的なパパイヤのような臭みがなく、甘い香りがするのも印象的です。
果肉は柔らかく、食べてみると繊維感がなく口の中で柔らかくほぐれるような食感。酸味がなく、結構甘味が強く感じられました。普通の黄色いパパイヤとは別物といった感じでとても美味しいです。
■石垣珊瑚の主な産地と旬

●主な産地と生産量
沖縄県石垣島で生産されています。現在の生産量は分かりませんが、石垣島でしか作られておらず、新しい品種なので希少性がかなり高いです。
●石垣珊瑚の収穫時期と旬
石垣島の気候とハウス栽培により、通年出荷できるようです。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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石垣珊瑚 |